アマネ†ギムナジウム(7) (モーニングKC)
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アマネ†ギムナジウム(7) (モーニングKC) / 感想・レビュー
ぐうぐう
巻末の対談で萩尾望都は、対談当日まで古屋兎丸のことを女性だと信じていたと言う。それを受けて古屋は、いつか『トーマの心臓』のようなギムナジウムを舞台にした作品を描きたかったが自分は女性ではないのでストレートにその世界を描くのが難しかった、それで主人公を人形作家にした、と答える。本作が成功した要因が、この証言から読み取れる。創造主と被造物の物語は、支配する者とされる者の物語ではなく、ましてや現実と虚構の対立の物語でもない。想いこそが世界の扉を開く鍵である、それを謳う、これは物語だ。
2020/09/25
阿部義彦
最終巻。圧倒された、古屋先生の最高傑作ではないのかな?とにかく人形達のの世界は一部を失った天音の思い出したくない過去の記憶の投影だったのです。一種の治療としてその思い出したくない記憶を思い出させた笹井さんとは、一体どんな人物なのか?それが解き明かされる最終巻はとにかく息もつかせぬ出来です。心理療法(サイコドラマ)としての日記帳がその鍵か?緻密に構成されています。天音がトラウマと向き合った時、人形達との別れがやってきます。巻末には「トーマの心臓」の作者、萩尾望都さんと古屋兎丸センセとの対談もあります。傑作。
2020/10/07
椿櫂
最終巻スゴク良かったです。泣いちゃいました。萩尾先生との対談も良かったです。
2020/10/02
わち ⊱^>ω<^⊰ฅ
終わった~。 一つ言わせてもらうと… 笹井さんはアマネのどこが良いのかしら?('~`;)なんて。 なんかビミョ~な関係だしw 緻密で飽きない作品でした。
2020/09/25
shonborism
遂に完結。笹井さんの過去が語られ、天音は人形の世界に逃げ込むが、人形たちから別れを告げられ…。赦し赦されて、天音はこれからの人生を歩んでいく。
2021/03/28
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