私は女になりたい
私は女になりたい / 感想・レビュー
starbro
窪 美澄は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、アラフィフ女性の恋愛冒険 譚でした。タイトルは本書の内容からすると『私は女になりたい』ではなく、『私は女であり続けたい』ではないでしょうか? https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000344705 【読メエロ部】
2020/10/15
ウッディ
美容皮膚科の雇われ院長の赤澤奈美は、大学生の息子の母であり、父と離婚し新たな夫に先立たれ、介護施設に入れた認知症の母の娘でもある。そんな時、元患者で14も年下のの公平と出会う。年齢差や患者との恋愛、母としての立場等、歳を重ねて得た色んな立場が素直に異性を愛することの障害になっていき、ただ、普通の女になりたいと願うようになる。公平に対する奈美の素直な心情、女としての幸せを手にした母への反発など、とてもリアルな恋愛小説でした。公平を深く愛しながらも、自ら別れを決心した奈美の引き裂かれるような心が切なかった。
2021/06/13
いつでも母さん
自分の47歳の頃を思い出してみる。いや、今だって妄想の世界ではいつだって恋をしている私ではあるが・・(汗)この奈美の渇望は『女』生々しいが脳内では理解できなくはない(笑)なんとなく映像化に向いてるようなそんな感じ。だがしかし、私が好む窪さんはこれじゃないのだ。
2020/10/08
うっちー
ダイバーの今、この逆の『私は男になりたい』という設定ができるのかふと考えました
2020/10/05
fwhd8325
あまり新鮮さは感じられなかったけれど、スムーズにこの世界へ入ることができたと思います。主人公をはじめ、登場人物のキャラクタはそれぞれの立場で描かれていると思います。だから苦手なキャラも登場するし、自分自身に投影してしまうこともありました。それらをひっくるめて、生々しさを楽しみました。そこが窪さんらしい作品だと思います。ラストシーンはこう来たか!と思わずニヤリ。
2021/02/10
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