ルパンの星 (講談社文庫 よ 38-10)
ルパンの星 (講談社文庫 よ 38-10) / 感想・レビュー
starbro
横関 大は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。「ルパンの娘」シリーズ第4弾、読みました。 小説自体がドラマのイメージに近くなってきています。 ケイドロに熱中する杏ちゃんが健気で可愛い。運動会のリレーに勝利して欲しかったです。 https://www.fujitv.co.jp/Lupin-no-musume2020/index.html
2020/11/06
海猫
シリーズ3作目から間が空いたので、前作で打ち止め?と思っていたら4作目が出た。約1年ぶりの新作。三雲華の娘、三雲杏の成長と、失恋で精彩を失った北条美雲の復活劇を主に描く。2つのパートが別々のようで、終盤で繋がってくるあたりの構成は、けっこう気が利いている。今回もきりのいいところで終わっているけれども、続きはあっておかしくない内容。というか、続き読みたい。あるとするならば、杏のさらなる成長を描く感じになりそう。今回は泥棒の才能の片鱗を見せてしまったけど、さてどうなっていくのか?続編希望。ドラマ続編も楽しみ。
2020/09/18
absinthe
まだまだ続いてほしいシリーズ。小学2年生になった杏。成長する中でやっぱりLの血が騒ぎだすのか?杏を中心に話が進む。登場人物全員にわざわざ出番を持たそうとしたためか、少しとっ散らかって謎解きは強引になり、雑になってしまった感が拭えないのだが。ドタバタが基本だからと納得すべきなのだろうか。
2021/02/16
nobby
早くも迎えた4作目もシリーズ特有のドタバタ劇を満喫♬『ルパンの星』なるほど“Rookie of Lupin”ね!刑事の夫と泥棒一家の妻の間に生まれた娘。その孫をめぐりジジとババ〈ルパン側〉とジイジとバアバ〈警察側〉が必死にせめぎ合う一方で、自分がLの一族であることを杏が知りつつあることを危惧する和馬と華。そこに探偵一家も絡むキャラ小説は健在!いろいろ事件も描かれるが、分かりやすい黒幕や後出し真相に作品の本意はあらず。ホームズ娘の復活に欠かせぬケビン躍動に笑う!そして最後の真打ち登場で物語はエンドレス(笑)
2020/09/23
のり
三雲家・桜庭家・北条家 やっぱりこの三家はぶっ飛んでいる。「尊」を親にもつ「華」にさえ、変わったお父さんだねと言われる「美雲」の父や、小学2年生の「杏」に見合いを紹介しようとする「和馬」の両親。本作においてLの一族の収穫は腕時計・三色ボールペン・カツラ等の小物ばかり。「渉」と「美雲」の別れの原因にも笑うしかない。それでは誰にも言えないよ。そんな中「三雲玲」の影が再び…馬鹿げた大人達を尻目に、健やかに成長している杏ちゃんが微笑ましい。
2021/01/09
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