改訂版 神話と歴史叙述 (講談社学術文庫 2625)
改訂版 神話と歴史叙述 (講談社学術文庫 2625) / 感想・レビュー
わたなべよしお
前半に置かれている古事記と日本書紀の話は悪くはないが、三浦先生の別の本を読んだ方が良いと思う。むしろ、「笑い」や「イケニエ(生贄)」に関する考察の方が断然、面白い。個人的にはイケニエ譚とその後に語られる稲作、日本人にとって稲作がいかなるものであったのか、について語られることはまさに卓見。ハッとさせられる内容で思わず納得してしまった。
2022/05/06
kungyangyi
細かいが、なかなか面白い。/古事記と日本書紀の違いを、メディアとしての観点から考察している、冒頭の数章が面白い。後半の記紀神話の象徴分析(?、あるいは構造分析?)は、よくある分析でそれほど面白くない。
2021/07/19
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