疑薬 (講談社文庫 か 111-9)
疑薬 (講談社文庫 か 111-9) / 感想・レビュー
坂城 弥生
薬の認可の過程、治験の詳細とかも描かれていた。真っ直ぐな母娘で読んでて気持ちよかった。
2020/11/20
さこちゃん
理解できたのは7割ぐらいか。よく分からないところを差し引いても面白かった。何かを発展させようとすると、強引さと犠牲は必要だということか。発展の恩恵は受けたいが、犠牲側には入りたくない、と誰もが思うところ。
2020/11/28
hutaro
1つの薬が世間に出回るまで、想像以上に大変だった。製薬会社や医療関係者のおかげで助かっている反面、治験で大丈夫とされていても重篤な副作用が出て裁判沙汰になったりする。できることなら新薬は怖いから飲みたくないけど、それではいつまでも世の中に浸透しない。本書では、シキミリンβという新薬を投与したことによって失明をした可能性がある女性の娘が主人公だが、製薬会社の代表、医師、研究者とそれぞれの視点で話が進むため、誰かに肩入れする訳でもなく第三者の視点で読める。それぞれが新薬にこめる想いに感謝。☆☆☆☆
2022/01/14
ソルト
医療倫理がまもられているか否か。複雑なような単純なような、濃いようなあっさりしているような、なんとなく居心地が悪かったです。
2021/02/12
だぶりん
コロナのワクチン接種が日々話題に上る昨今、タイムリーと言えばタイムリーだったけどちょっと接種が怖くなってしまう話。医学薬学の話の部分がやや難解だったけど面白かった。実際こんなにすべてうまく解決することはないのだろうけど。一番分からなかったのが怜子がDVの元夫と再度音楽をやりたいという気持ちかな。
2021/01/23
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