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エスカレーション (星海社FICTIONS ク 1-2)

エスカレーション (星海社FICTIONS ク 1-2)

エスカレーション (星海社FICTIONS ク 1-2)

作家
倉田 悠子
いとうのいぢ
出版社
星海社
発売日
2020-10-20
ISBN
9784065216521
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エスカレーション (星海社FICTIONS ク 1-2) / 感想・レビュー

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しまふくろう

表紙が可愛くて購入。挿絵は無かった。 物語は母親の浮気を目撃して男性不振になった女の子が女学院で色々あった話。どの家庭も拗れているものの、友人達との交流を経て前向きに受け止めたり乗り越えたりする女の子達が良い。成長した主人公がかつての先輩ポジションな感じになるのも面白かった。 主人公の父親が妻の浮気をどうしたのか、そこがちょっと知りたかったような。

2020/12/26

羊山羊

只の百合エロラノベかと思いきや、早川直美の倒錯した激情に主人公リエも碧も読者もまとめて蕩かされる。なおみの父への想い、家族への愛憎はサイコホラーじみている。そんな彼女の支配欲がリエを艶やかに凌辱してゆく。百合エロラノベから人の支配ー被支配の関係を鮮やかに描いた1冊。はじめは被虐者だったリエが真理との3Pや時の経過を経るごとに、なおみが乗り移ったかのように加虐者へと変貌してゆく様は素晴らしい。大満足でした。

2021/09/24

椎名

性行為があるからこその奥行きの出る作品で非常に面白かった。エピローグがまた効いていて、ただ逆転するだけではなく綺麗に継がれていく、どちらかが支配しどちらかが支配されるというだけではない二面性をしっかりと描ききっていたのが見事。

2021/04/02

masabi

【概要】男性不信から女学校に転入した主人公リエが生徒会長や同級生、後輩と関係を持つ。【感想】上級生に対する憧れから肉体関係、次に精神的に更なる理解を深めつつ、最後には逆転する。神聖な学舎での秘め事が受け継がれる構図と思春期の少女達が交わりを経て各々の問題を解決し成長していく物語でもある。数十年前のアニメが原作のノベライズの復刊らしく凄いことだ。解説にある通り当初はレズ物、今は百合物として受け取られ環境の変化を感じた。

2021/01/16

尚侍

とっても面白かった。まさかくりぃむレモンシリーズの中で一番好きだったエスカレーションの原作を今になって読むことができるとは思わなかったので、懐かしくも新鮮な気持ちで読みました。読んで驚いたのはとにかく物語に奥行きがあるということでしょうか。アニメの方は良くも悪くもエロ描写に力点が置かれている分物語の背景の描写が少ないこともあり、アニメで描かれなかったところでこういうエピソードがあったのかというのを知れたことが最大の収穫で、30年越しでようやくエスカレーションシリーズの全容がつかめたように感じました。

2020/10/26

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