時代 (講談社文庫 ほ 40-12)
時代 (講談社文庫 ほ 40-12) / 感想・レビュー
Y.yamabuki
新聞社に勤めていた父と知らず知らずのうちにその足跡を辿っている二人の息子の物語。息子達は同じ道の上で、進むむべき方向を模索しながら成長していく。その中で父のことをより深く理解する。新聞社の内情を描きつつ家族小説にもなっている。各々の視点で語る構成も面白い。ただ個人的な好みからいうと、もう少し家族の物語を膨らせて欲しかった。女性の描き方がステレオタイプなのではとも思った。弟の翼の箇所は仕事とプライベートの部分が上手く噛み合っていてストーリー性も有り読み応えがあった。
2021/05/11
蕭白
主人公だと思った人物があっさり亡くなったときは衝撃でしたが、その後のお話を読んで納得。いい時間が過ごせました。
2021/12/18
はやたろう
タイトルからは、何も内容が思いつかないけど、スポーツ新聞の編集に奔走した父子の物語。父の思い、子の思い、兄の思い、父のライバルだった上司の思い、父の部下の思い。様々な思いの中で翼が羽ばたいていく。面白かったです!
2021/07/29
hiroshi
やっぱりスクープ合戦が主題で、親から子へという連作だけど、男女の挿話とか、時代性の映し方とかもうひとつな感。「トリダシ」がピークかなあ。
2022/09/02
よっしー
★3.5 昔、スポーツ新聞の記者に憧れたなぁ。
2022/09/11
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