KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

今夜、すべてのバーで 〈新装版〉 (講談社文庫 な 41-23)

今夜、すべてのバーで 〈新装版〉 (講談社文庫 な 41-23)

今夜、すべてのバーで 〈新装版〉 (講談社文庫 な 41-23)

作家
中島らも
出版社
講談社
発売日
2020-12-15
ISBN
9784065220979
amazonで購入する Kindle版を購入する

今夜、すべてのバーで 〈新装版〉 (講談社文庫 な 41-23) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

H!deking

という訳で、新装版読みました。最初に読んだのはもう20年くらい前かな。一人暮らしで飲んだくれてばっかいた頃に(笑)内容はといえばほとんど覚えてはいなかったのでやっぱり楽しめました。と同時に切ない。でも、大好きな小説ってのはこうやって何年経っても色あせないものなんだよね。町田康の解説もなんだか暖かい気持ちになりました。今日出来ることは明日やる。明日の分の酒は、今日飲む。皆様、カンパーイ!

2020/12/22

ニッポニア

今ならunlimitedで。なぜ、飲んでしまうのか、アルコール中毒の苦悩と、彼を取り巻く人々の小説で、酩酊小説、とはよくいったものだ。だんだん酔っているような感覚になるほど、その過程がリアル。生活保護や保険適用など、しぶとく生きる人々の登場が説得力を持たせる。今宵、すべてのバーで杯をかかげてる人々に幸あれ。

2024/07/28

k5

高校生の頃に読んでえらく感動した一冊ですが、その後けっこう酒を飲んだなあ、と感慨にふけってしまった。アル中病棟での物語としては吾妻ひでおの漫画にも近しいものがありますが、わりと理屈っぽくアル中を語るあたりはこの人インテリだな、と思います。演劇的な盛り上げが本当にすごい技術だなあ、とため息をつきます。

2022/12/04

はっせー

古本屋でたまたま見つけた本。アル中小説と書かれておりその言葉にそそられて手に取った。読んでみて私はウィスキーのような豊潤さを醸し出した作品だとおもった!主人公はアル中でありあと一歩で死ぬところで病院に受診した。その入院生活と回想をまとめたのが本作になっている。著者の中島らもさんの実体験をもとにしているのがなかなかすごいところだろう。こういう偶然の出会いを大切にしたいと思った

2024/06/18

mihya

アル中の話。読みやすく、一気読み。意外と面白かった。 私は酒飲みだと思うが、アル中ではない。とは言え不安になり、書かれていたスクリーニングテスト(KAST)をしてみたり、健康診断の結果を確認したりもした。(大丈夫です!) 病院で周りを取り囲む人たちがとても良い。赤河医師、西浦老、三婆、綾瀬少年…。正直、主人公に共感できる部分はあまりなかった。でも、最後のバーでの主人公は良かった。 ちなみに、エチルアルコールは薄めて飲んでも臭くて不味い。まあ「道具」としてでもなきゃ飲むことはないと思うが、やめとけ。

2022/11/14

感想・レビューをもっと見る