ありがとう (講談社の創作絵本シリーズ)
ありがとう (講談社の創作絵本シリーズ) / 感想・レビュー
MI
空、花など身近なものに感謝する。最後に私に私をくれたのは?限りなく世界に向かって私はつぶやく、私ありがとう。ありのままを受け入れる自己肯定感が高まる本。
2023/11/01
けんとまん1007
ありがとう。こんなに素晴らしい言霊のある言葉はない。小学校の卒業式。こころの奥に沁み込むように、忘れない。最後の、わたしにありがとう・・が、谷川俊太郎さんならではだ。
2021/04/17
p.ntsk
卒業式を迎えた女の子のひとり思いが描かれています。きっと女の子の目に映る世界は輝いていることでしょう。こんな心境でいられることが素晴らしい。すべてのものに感謝を。生かされていることに感謝を。人生の節目のみならず日々こんな思いで生きられたら幸せな人生だと思う。
2021/04/25
chiaki
谷川俊太郎さんのシンプルで奥行きのある文に触れると、言葉の可能性にいつも驚かされます。多くを語らないからこそ、心に迫るものがあり、いつまでも余韻が残ります。えがしらみちこさんの優しい絵にも癒されます。卒業の季節にぴったりな1冊。普段は照れくさいけど、人生の節目節目に、こうして周りや自分への感謝の気持ちを思い起こしてほしいな。
2021/04/16
ヒラP@ehon.gohon
卒業式という通過儀礼で、自分を振り返る主人公の高揚感がひしひしと感じられる詩です。 空に感謝し、花に感謝し、親に感謝する、その順番についてはとやかく言いますまい。 最初に親が来たら、思い出は膨らまないでしょう。 でも、私が一番好きなのは、最後の一行です。 自分自身を肯定するその主体感と潔さに、決意も見えてきます。 えがしらさんは、その詩をみごとに結実させていると思います。
2021/05/26
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