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ヨリシロトランク(2) (モーニングKC)

ヨリシロトランク(2) (モーニングKC)

ヨリシロトランク(2) (モーニングKC)

作家
鬼頭莫宏
カエデ ミノル
出版社
講談社
発売日
2021-03-10
ISBN
9784065225714
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ヨリシロトランク(2) (モーニングKC) / 感想・レビュー

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眠る山猫屋

殺害者を殺せば被害者が生き返る世界。改変者が変えてしまった様々な事象。いじめられていた者が復讐を考える時、幾つもの未来を想定してみる。復讐の後の刑罰という要素が事態をややこしくするのだが、それは同時に人間に思考力を要求してくるのだなぁ。流し読みを許さない作風、嫌いじゃないよ。戦国時代の戦、殺し殺され生き返り・・・収集が着かないから流れが変わる。新たな世界観が始まる。思考ゲームとして興味深い。

2022/05/12

トラシショウ。

「まぁ皆さんに④は無理でしょうけどね・社会と言うシステムに反発しているのに、裏社会と言う社会に媚びへつらって生きるしかない皆さんですもんね・アウトローぶってるのに結局アウトローでも何でもなくどこかの体制にへーコラするだけの勇ましい矜恃ですもんね」。地方の中学生へ、戦国時代へ、おとぎ話の世界へ、ドラゴンの住まう幻想世界へ。「殺した者を殺せば被害者が生き返る」と言う事実が時空を超えて波及していく。一巻できっちり前提を提示した上でのオムニバス形式で、より一層思考実験的な風味が強まって面白い(以下コメ欄に余談)。

2021/03/16

JACK

☆ 殺人犯を殺せば被害者が生き返る世界。この奇妙な現象を受け入れた世界がどう変わるのかを描く思考実験的な作品。いじめられている少年の復讐、子ヤギをオオカミに殺された母ヤギの戦い、戦国時代の戦場での終わらない殺し合いなど、国も時代も自由に移り変わり、様々なシチュエーションが描かれています。この手の作品の「ルール」の裏をかく者が物語にどうけりをつけるのかがとても興味深い。やはりこういうブラックなアイディアは原作者の鬼頭莫宏先生ならではかもしれない。

2021/03/14

D-suke

★★★★★ 面白かった 色んな時代や世界で蘇りの法則を適応して、それぞれの事例を見るのが面白かった。いきなりメルヘンが出てきた時はびっくりした。戦争の話が一番面白かったのとドラゴンの話もかなり好きだった。

2021/11/07

チューリップ

1巻は現代の話だったけど2巻になったらメルヘン世界っぽいのとかファンタジーとか時代物とか色んな時代が舞台になっていて面白い。最初のいじめを受けている子の話の終わり方は鬼頭さん丸くなったなあとか思ってしまった。でもこういう話好き。あと戦国時代っぽい話で戦をしていても殺したり生き返ったりを繰り返してでキリがないってなってるの面白かった。ある意味で一番平和的な解決方法している気すらする。

2021/11/10

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