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QED 源氏の神霊 (講談社ノベルス タS- 57)

QED 源氏の神霊 (講談社ノベルス タS- 57)

QED 源氏の神霊 (講談社ノベルス タS- 57)

作家
高田崇史
出版社
講談社
発売日
2021-03-19
ISBN
9784065227077
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QED 源氏の神霊 (講談社ノベルス タS- 57) / 感想・レビュー

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ポチ

鵺を退治した武将、源頼政を軸に、幼くして壇ノ浦で亡くなられた安徳天皇も絡めて、何故を掘り下げていく。久しぶりの蘊蓄を楽しめた。ところで、何故今になって沙織ちゃんと小松崎が結婚なのか?(最初から結婚すれば良かったのに)と思いました。

2021/04/11

えみちゃん

ひさびさの「QED」です。今回は鵺退治で有名な源頼政です。その功績で刀を拝領し、源氏でありながらも官位を賜るほど清盛に信頼されていたにも拘わらず晩年挙兵して祟り神になったのはなぜ?・・っという謎に迫るワケ、ですが・・。鵺退治云々ってあたりの知識は浅ぁ~くあったのですが、その後のことは恥かしながら不勉強で興味深く読むことができました。頼政塚で発見された惨殺死体、平家滅亡の地壇ノ浦と舞台が移動していくのですが、たまたま数年前に赤間神社にお参りしたことを思い出し、機会があったら安徳天皇陵を訪ねたいと思いました。

2021/04/07

二分五厘

今回は源三位頼政挙兵の謎。確かに同族・義朝を見殺しにしてまで満ち足りた老後を送っていたはずの頼政が、何故圧倒的劣勢を承知で反平家に立ち上がったのかは、不思議に思っていた。文武両道に秀でて尊敬を集めていた彼が、晩節を汚した(と思われてる)理由。そしてそこに安徳天皇◯◯説を絡めると浮かび上がる、当時誰も口に出来なかった不都合な真実。源平二大疑問点のもう一つは『源平の怨霊』の方に書かれているのか。義仲の章は丸々『QED異聞』に既出、こう繋がっていたんですね。タタルの奈々さんデレが多いなぁ…ってそういう事ですかね

2021/07/25

瀧ながれ

帯などに大きく出ているのは源頼政ですが、読み終えて心に残ったのは安徳天皇。「浪の下にも都のさぶらふぞ」というセリフを見るだけで目が潤むのですが、…こんな秘密があったとわ!(滂沱の涙)壇ノ浦の合戦の印象が変わる一冊でした。もちろんこれは桑原崇史観であり、正解はもうどこにも存在しないのです。こうしてさまざまなことが隠されて、残った、多くの人の口で語られることが「歴史」なのだなあと、改めてしみじみ思いました。

2021/04/01

ヘビメタおやじ

源平合戦、知らないことが多すぎでした。新たな仮説を楽しむ以前に、へー、そうだったんだー、ということが山ほどありました。だいたいからして、木曽義仲は聞いていても、頼政の名を初めて知るくらいで、エンターテイメントで十分学びの喜びがありました。まぁ、推理部分は、動機からしていつも通り、なんだかなぁという感じでした。

2022/03/09

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