新・水滸後伝(下) (講談社文庫 た 56-48)
新・水滸後伝(下) (講談社文庫 た 56-48) / 感想・レビュー
W-G
北方版と比べ読みしたからこその楽しさも多分にあった。向こうと違って、強い相手には多勢でかかる、小物感が強く、ある意味リアルな英傑たちの醸す、軽妙なテイストと、化物や妖術OKな世界観に、北方水滸とはまったく違うポジションで登場するキャラクター、下巻では李師師までチョイ役で登場と、わかっているとテンション上がるネタが満載。上巻ラストで現れたラスボス的存在の薩頭陀は、尺が足りなかったのか、みるみる存在感を失い、最後には、なぜ急にそこに来たのか、よくわからないまま、武松のもとにやって来て一捻りにされてしまった。
2022/03/29
Book Lover Mr.Garakuta
田中流水滸伝面白かった。怒涛のの展開に目が離せなかった。
2021/05/13
Mu@仔羊堂(文フリ東京39,け-19)
そう、こんなラストが見たかったのだ。生き残った梁山泊の好漢たちが再び一つ場所の集い、数々の戦いを乗り越えて、自らの生きる場所をつかみ取る。いやあ、これぞ実に期待したとおりの展開。水滸伝の悲壮さを我慢できなかった元祖『水滸後伝』の作者の気持ちが良く分かる。田中芳樹版でもラストの幸福感がとても良かった。ただ翻訳を意識したのか、いつもの作者の口調はあまり感じられなかったけれど。 でも面白かった。
2021/10/17
ハッピーハートの樹
みんなのせられやすいんだから、戦いかたによっては簡単に勝てそうなもんだけど。そこは三国志と違ってほぼフィクションのエンタメだから、悪者をやっつけてスカッとしたよね。これが水滸伝!田中芳樹っぽさが無くて上巻では肩透かしだったけれど、これはこれで面白かったよー、とか思って読み終わったんだけど、あとがきでどんな英雄でも権力には勝てない、という物語だったとか言われてて。時代背景とか考えると複雑ですね。権力には逆らいようもない時代だろうし。/今でも国が違えば戦争も弾圧もあるけど、物語くらいは痛快に語って欲しいよね。
2021/09/20
毎日が日曜日
★★★ 完結。めでたしめでたし。登場人物が多くて途中分からないことが有った。
2021/06/23
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