カンギバンカ(2) (講談社コミックス)
カンギバンカ(2) (講談社コミックス) / 感想・レビュー
海猫
2巻に入ると内容が原作小説「じんかん」をベースにして、より少年漫画らしく飛翔しだした気がする。原作にはないエピソードや細部が追加され、前巻以上に膨らみを感じた。九兵衛が多聞丸の意志を継ごうとする描写が各所にあって、熱い。本編中、多聞丸はほとんど登場しないのだが、カバーイラストが多聞丸なのはとても素敵な感じがする。原作にまったくいなかったキャラクターの登場にも意表を突かれた。曲直瀬一渓という医者のキャラが、濃い。あとアクションシーンが増し増し。このまま良い意味で、原作とは別物になっていってほしい。次巻期待。
2021/04/16
ひぬ
歴史小説「じんかん」をベースとした漫画。原作は未読。相変わらず圧倒的な画力。野盗団が崩壊し、寺に身を寄せ、多聞丸の野望の再起を図る九兵衛。夢へと辿り着くため、孤児から武士へと成り上がるという目標を持った九兵衛が目指すのは、三好への道が示される堺。あまり本筋が進んだとは言えませんでしたが、九兵衛の継いだ意思などがしっかり見え、キャラとしても少し掘り下げられたと思います。個性的な新たな登場人物を加え、次なる舞台へと向かった彼らはこれからどこへ向かうのでしょうか。次巻が気になります。
2021/05/19
毎日が日曜日
★★★
2021/04/17
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