ネメシス3 (講談社タイガ シC 4)
ネメシス3 (講談社タイガ シC 4) / 感想・レビュー
麦ちゃんの下僕
第3巻の担当は「堂」シリーズの周木律さん。ドラマ版の第4回にあたる「第1話」は、名門女子校で発生した教師の“転落死”事件に、ネメシスの面々&AI研究者・姫川烝位が挑む!正直、メイントリックはツッコミどころ満載なんですが(笑)…確かにこれは映像で見てみたいかも!?152人ものアリバイを短時間で調べる方法や、AIの分析に齟齬をきたす要因については、なるほどなぁ~と感心させられました!スピンオフの「第2話」は、将棋のタイトル戦にまつわる事件…結構シリアスな物語ですので、コミカルなシーンは要らなかったかなぁ~!?
2021/04/26
雪紫
この事件、女たらし教師天誅トリック「だけ」取れば「なんじゃそりゃ!」だけど、ヒントといいめちゃくちゃ映像映えする奴なのでどんな風に再現されるかドキドキ(と言うか今巻は文章より映像映えしそう。あえて?)。むしろ、エピローグのくだり好きだからドラマでカットされないかという意味でもドキドキもの。と言うか、小説版オリジナルの棋士の話も映像で見たいんですけどね!この話すべてにおいて、かなりツボだし!!
2021/04/20
ゆのん
【シリーズ3作目】3作目の筆者は周木律さん。ネメシスの3人、刑事のタカ&ユージとお馴染みの面子に加え、AI博士の姫川烝位が登場。あまり好きなタイプのキャラではないが今後も登場するのかな。今回は2作品収録。舞台は女子校と将棋のタイトル戦。どちらの話も、人間の感情の複雑さが描かれていたように思う。4作目、5作目も楽しみ。
2021/05/06
キナコ
読むのが初めての作者さん。2話ともにAIがかかわる話。どちらもテンポが良く読みやすい。ドラマは見ていないのですが、風間さんの何気ないカッコよさはいいですね。2話目の将棋の話しは、私自身将棋のルールを知らないため、一部理解できない所もありましたが、楽しく読めました。同士でなきゃ伝わらない思いがあるとはどの世界でもあるんでしょうね。文章も好みでしたので、今後この作者さんの作品にも手を出そうかぁ。
2021/08/10
Kanonlicht
3巻目にして慣れてきたのか、書き手が変わることによる前の巻とのトーンのブレはあまり感じなかった。初めて読む作家だったけど、犯行のトリックだけでなく動機にもスポットを当てていて、短い話の中に二重三重の考察ができるところはさすがミステリ作家といったところ。
2021/04/20
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