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薔薇のなかの蛇

薔薇のなかの蛇

薔薇のなかの蛇

作家
恩田陸
出版社
講談社
発売日
2021-05-26
ISBN
9784065230503
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薔薇のなかの蛇 / 感想・レビュー

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starbro

恩田 陸は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。「理瀬」シリーズは、17年ぶりの新作のため、初読です。表紙や装幀、挿絵や雰囲気は、正統派ゴシック・ミステリらしく高く評価しますが、肝心のミステリがいけません。このシリーズはいつもこんな感じなのでしょうか? https://bookclub.kodansha.co.jp/search?_content_group_code[]=1000007428

2021/06/16

旅するランナー

イングランド南西部ソールズベリーにある、薔薇をかたどった館ブラックローズハウスで起こる惨劇(首胴体切断遺体やバラバラ爆殺)。祭壇殺人事件、謎の人物「聖なる魚」、聖杯、日本との因縁などが絡み、この地に隠された影と闇が迫ってくる。と書くと、おどろおどろしい雰囲気かと思ってしまうでしょうけど、謎を推理する、若い主人公たちがサラッとクールで案外穏やかな読後感が残ります。そして、北見隆氏による挿画が、静かに、だが確実に読者を物語の世界に誘います。

2021/07/18

こなな

美しく聡明で神秘的で度胸があるリセ。思わず憧れてしまう。ノーブルな彼女に魅せられていくと思ったらシリーズ物だった。前作を勿論私の中で読む予定にした。もうすぐハロウィンのこの時期、時節的な物語だった。ハロウィンの日が中心に事件は進む。舞台がイギリスで貴族の麗しさと“絵の具に黒が混ざってしまったような風景画”のような禍々しい雰囲気を貫いていく。MI6的な過激な場面もあり壮絶だ。“同じものを見ても目に映る物は違う”ということに私的に発見があった。カメラがホワイトバランスを必要とするように、たぶんそれぞれなのだ。

2021/10/17

うっちー

すみません。リセシリーズといわれてもといった感じです。13年かけて一冊を書き上げることに驚きました

2021/06/23

紅はこべ

恩田さんは好きだけど、水野理瀬シリーズはそんなには興味ないかな。恩田さんは特殊な能力や特異な来歴を持つ一族ものが好きだよね。いわばラノベ的設定なんだけど、ラノベと一線を画してるのは、文章力と教養のもたらすものかな。謎がすっきり解かれた訳ではない。いずれ来るアーサーとの戦いを暗示して、その前哨戦?

2022/03/09

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