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学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか (講談社現代新書 2628)

学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか (講談社現代新書 2628)

学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか (講談社現代新書 2628)

作家
工藤 勇一
鴻上尚史
出版社
講談社
発売日
2021-08-18
ISBN
9784065234754
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学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか (講談社現代新書 2628) / 感想・レビュー

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けんとまん1007

学校、学校教育を中心に取り上げられているが、述べられていることは、そこに留まらない。社会・世間全般に当てはまることだと思う。根幹にあるのが、自律性、そのために自分事として感じ取れるかどうかということ。そこに至るための考え方・取組が提示されている。もちろん、いきなリそこへ到達できることは稀だと思うし、そこへ至る環境をどう作っていくのか?それも、その作る段階から、いかにして巻き込むか。わかりやさの危うさ。キーになるのが、対話、問いかけなのかと思う。さらに、言葉へのこだわり。

2022/03/27

活字の旅遊人

期待以上の面白さだった。「スーパー教員がもたらした学級崩壊」の節は特に納得。固定担任制の弊害を論じるのだが、これは担当顧客を固定したり、主治医が変わらなかったりすることの弊害と同じだと思った。出来過ぎる担当がたった一人いることで、他の担当(教師)に劣等感を与え、顧客(生徒や保護者)の不満を助長する。ここからは私見だが、しかもその出来る担当に仕事が集まるので、他の担当は成長の機会を失うのだ。「多様性ってしんどい」という一言だけでも本書の意味がある。平田オリザもそうだが、演劇は教育と密接な関連があるのだなあ。

2021/12/20

ネギっ子gen

『学校の「当たり前」をやめた』著者の公立中学校校長と、日本の同調圧力を追及してきた作家・演出家による対談本。鴻上尚史「はじめに」:<工藤さんは、「僕は学校を改革なんかしていません。改善しただけです」と仰っていました/現場で戦っている人間としては、この言葉の違いは身に沁みます。「学校を改革します」は、波風が立ちます/工藤さんの仕事が感動的なのは、「多様性はしんどい」「もめて当たり前」と腹をくくって一歩一歩、進んでいることでしょう。工藤さんとの対談で僕は、「情熱」「戦略」の重要さをあらためて確信しました>。⇒

2021/09/30

ムーミン

工藤先生の出される著書を読むごとに、先生の描いておられる世界がどんどん自分の中に形作られてくる気がしています。先日木村泰子先生と対談させていただく中でイメージできたことが、ますますはっきりしてくるようで、もう一度マーカーした部分を読み返してみます。

2021/09/05

教育についての違和感を言葉にした本。子どもの自律を教育の目的とすれば、今の教育現場には無意味どころか有害なことが多い。服装の乱れは心の乱れとかいう迷信とか。あんだけ同調圧力かけといていじめ撲滅うたうのって論理矛盾すら感じるな。人と同じことをよしとするならそこから外れたらそりゃターゲットになってしまうよ。あれこれ先回りして注意するカーリングママは確かにネーミングが秀逸だ。

2023/05/22

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