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とにもかくにもごはん

とにもかくにもごはん

とにもかくにもごはん

作家
小野寺史宜
出版社
講談社
発売日
2021-08-12
ISBN
9784065237144
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とにもかくにもごはん / 感想・レビュー

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ひさか

2021年8月講談社刊。書き下ろし。食堂の運営スタッフ、利用者達9人の名前を付した9つの章があり、最終章でまた最初の名前に戻るという進みかたになっている。子供食堂の一日の話が、1冊で書いてあるようだ。小野寺さんらしく、押し付けがましいところはなく、やってるからこういうことがある的な出来事の描写と表現が好ましい。興味深いお話でした。

2022/04/24

うっちー

『とにもかくにもごはん』で皆んな成長していきました

2021/10/21

kotetsupatapata

星★★★☆☆ 今作のテーマは「こども食堂」 亡き夫の一言をきっかけに食堂を開いた波子とボランティアで集まる面々 そして利用者の子供達。 ともすれば貧困問題や虐待で食事も儘ならない点がクローズアップされるかも思いきや、そこは悪い人がほとんど出てこない小野寺さんの作品 抱えている問題の程度はあれど、ここで食事をしている間は笑顔になれる やっぱり食の力は偉大だなと思い知った1冊でした。 自分もボランティアやってますが、使命感に燃えるよりも、肩の力抜いて楽しくやった方が長続きするのは分かりますね

2022/02/02

ウッディ

公園で一人パンを食べる小学生を見て呟いた「うちでご飯を食べさせてやりたいなぁ」。交通事故で急逝した夫のそんな生前の一言が心に残り、子ども食堂を立ち上げた波子さん。栄養のある食事を提供し、居場所のない子どもたちの安心できる場所を作るため、奮闘する物語。女主人の心意気に賛同する仲間、温かい食事で心を開く子供たちなど、小野寺作品らしい優しい内容になっていたが、格差やネグレクトなど深刻で根深い問題への切り込みが足らないような気もした。巷に増えている子ども食堂に来てよかったと思える子供が一人でも増えてほしい。

2021/12/13

ムーミン

「ありがとうはね、言った方の負けじゃないですよ。言ったもん勝ちですよ」P.236

2022/07/30

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