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本格王2021 (講談社文庫 ほ 31-23)

本格王2021 (講談社文庫 ほ 31-23)

本格王2021 (講談社文庫 ほ 31-23)

作家
本格ミステリ作家クラブ
笛吹太郎
羽生飛鳥
降田天
澤村伊智
柴田勝家
倉井眉介
方丈貴恵
出版社
講談社
発売日
2021-06-15
ISBN
9784065238288
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本格王2021 (講談社文庫 ほ 31-23) / 感想・レビュー

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KAZOO

今回の作品集も7人の作家さんが収められています。最近のこのような分野は若い作家さんが多いせいか青春的なものが結構多いと感じました。その中でも短いのですが澤村さんの作品がやはり抜け出ている感じがします。「うまい」という言葉が素直に出てきます。それと最近のテレビドラマとコラボしているのか「弔千手」が源頼朝と平頼盛の大姫をめぐるやり取りが結構私には楽しめました。

2022/11/04

さっちゃん

笛吹太郎『コージーボーイズ、あるいは消えた居酒屋の謎』作者の言うように黒後家蜘蛛の会みたいな雰囲気の安楽椅子探偵モノ。気楽に楽しめて好き。/羽生飛鳥『弔千手』時代ミステリ。時代モノ苦手なので個人的にあまり好みでなかった。/降田天『顔』地下鉄内殺傷事件に巻き込まれた高校生。曖昧な記憶に隠された謎。読後感良い青春モノ。/澤村伊智『笛を吹く家』読むときもホラーテイストだけど、ラストでさらにゾッとする。この短さでさすが。読後に感じるのは狂気か切なさか。ネタバレ厳禁。/→

2021/08/10

うまる

年間の選書だけあってどれも良作。目当ての倉井さん、方丈さんも好みで大満足でした。頭を使わずとも直で面白いのは澤村さん。さらっとこういうの見せるのは流石です。お初の方では、羽生さんの歴史ミステリが時代の風情もあって良かったです。倉井さんは倒叙なのに犯人当てという、まるで漫画の黒い犯人を表現するような意欲作。こういうのまたやってほしいです。方丈さんは初短編という事ですが、初めてでこのレベルって何!才能の塊だな!犯人側から見たら面白い状況なのも良くできてるし、密室の理由も結末も凄い。トリにふさわしい作品でした。

2021/09/11

らすかる

7編からなる本格推理アンソロジー。個人的に「すていほぉ~む殺人事件/柴田勝家」がめっちゃ面白かった!黒苺フガシさま最高💕 「笛を吹く家/澤村伊智」「弔千手/羽生飛鳥」「顔/降田天」も良かった~🎶粒ぞろいのミステリー。とてもお得な気分🎶

2021/08/14

ひさか

2020年のミステリーズ!Vol.99(9月)コージーボーイズ,あるいは消えた居酒屋の謎:笛吹太郎、vol.101(6月)弔千手:羽生飛鳥、小説すばる6,7月号顔:降田天、小説現代9月号笛を吹く家:澤村伊智、9月星海社スティホームの密室殺人2所収すていほぉ〜む殺人事件:柴田勝家、小説現代10月号犯人は言った。:倉井眉介、ジャーロNo.73(9月) アミュレット ホテル:方丈貴恵、の7つの短編を2021年6月講談社文庫から刊行。チョイスが良い。笛吹さん、降田さん、澤村さん、柴田さん、羽生さんの順で好みです。

2021/09/12

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