海を見ていたジョニー 新装版 (講談社文庫 い 1-85)
海を見ていたジョニー 新装版 (講談社文庫 い 1-85) / 感想・レビュー
GAKU
五木寛之氏の初期の短篇集。表題の『海を見ていたジョニー』を初めて読んだのは中学生の頃。その時は深く感銘を受け、ずっと思い出に残っていた作品。50年ぶりに再読。クラス会で何十年振りかに初恋の人と会って、”会わないで良い思い出のままの方が良かった”と同様の印象でした。色々な小説を読んで、私も擦れてしまったのでしょうか。
2022/07/16
かんらんしゃ🎡
★ジョニーって、女を2時間待たせたうえ元の踊り子でまた稼げるわと言わせたヤツだろ。モリミーの四畳半でも見かけたな。戦場にも行ったと聞いたぜ。本が書かれた頃はベトナム戦争真っ只中。戦地から生きて帰ってもPTSD。もうピアノは弾けないと言っていた。けど苦悩を知ったからこそ本物のブルースが演れるんじゃねーの。誰もそう言ってやれなかったのは残念だ。★学生の頃、五木寛之と公房ばかり読んでいた。50年たって図書館で借りた本は、字は小っちゃく紙は黄色くくすんでいて、思い出はやっぱりセピア色だった。
2022/07/27
peace land
五木寛之の初期の作品ということで、読みました。雰囲気のある静かな作品でした。突き放すように書かれていて、その中に作者の苦悩も見え隠れする味わいの深い作品でした。これからずっと書き続けているのだから、すごい作家だと思いました。
2022/01/05
かずぺん
最後にどんでん返しがあって、それが自分自身の詰めの甘さにつながるところがいいですね。
2021/09/01
明石
楽しみにしていた名作短編小説の新装版。これがデビュー翌年の作品とは、、五木寛之氏、天才では?
2021/07/20
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