サマーウィンド (星海社FICTIONS ク 1-5)
サマーウィンド (星海社FICTIONS ク 1-5) / 感想・レビュー
しまふくろう
表紙が可愛くて購入。挿絵は無かった。 物語はバイク旅行中の主人公と不思議な少女のひと夏の恋と成長の話。王道な話の流れで、変に捻らず綺麗に終わっているのが良い。唯一と言っても良い彼女の正体という仕掛けもきちんと落ちを付けていてよかった。 それだけに、地元の店員さんが何かあると思わせて結局何もないままなのが、なんなんだろうという感じだった。
2021/09/01
ほたる
大切な彼女を失ってから一年、夏の海で不思議な少女と出会う。情愛に身を任せ、彼女に想いを馳せる。ありがちなボーイ・ミーツ・ガールかもしれないが、これはそう描くことでよりストーリーに触れやすくしていたのだと思った。透明感のある、ちょっと不思議な夏の思い出。
2021/07/17
ゆぽんぬ
「ああ、わたしも早く、あんなふうに輝くものになって、外へ泳いでいきたいな」作者は文学賞を数々受賞している稲葉真弓。傷ついた少年と傷ついた人魚姫の、ひと夏の恋。文章はあいかわらず美しい。古い作品というのもあって、題材は悪くないのに、かなり古さを感じる。そして、なんとなく未消化の置いてけぼり感……。他の倉田悠子作品の方が好きかなあ。何度も言えるけど、文章や表現力は素晴らしい。
2021/09/20
あつべよしき
夏へ向かって旅をするイメージがたまらなく好き。
2021/09/25
感想・レビューをもっと見る