ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論 (星海社新書 187)
ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論 (星海社新書 187) / 感想・レビュー
けんとまん1007
文章を書くこと。さらに拡げて解釈すると、自分の思いを表現すること。こうやって、感想を書くこと自体が、その手段の一つでもある。これまで、仕事・プライベートを通じて、表現し、伝えることをやってきたし、まだまだ続く。その中で、自分の思いを表現するために、メモ程度から始める、それを増やす、時間を置いて見直すということをやってきた。そして、どこかで踏ん切りをつけてクローズする。その辺りの参考になることが、4人の実践から、いくつも拾えるものがある。プラットフォームをこれから使ってみようと思い、早速、始めた。
2024/07/13
あちゃくん
少し長い文章を書く機会があったので参考になればと思い手にとりました。普通の文章術のようなべき論ではなく、それぞれの方の文章を生み出すまでの葛藤であったり、こんなことしちゃったよ的なはみ出した文章の書き方が書かれていたりして、文章書くぞとパソコンに向かうにあたりだいぶ気が楽になりました。
2022/02/26
ハイポ
◎書かないで書く=規範的な仕方で書かない■書くことができないのは、書くこと/書いたもの/書く主体である私を理想化しているから。つまり神経症的な完璧主義に陥っているから。書けるようになるには①気楽に書く、とにかく書く、何でも書く②習慣化③モチベーション管理が必要。①感情、些細なTodo、話の脱線など頭に浮かんだこと全てを書いて記録する。どんなことを書いてもよい。②文字通り。村上春樹のようにルーティンとして書く。③進捗している感じを自己演出する。書いた自分を褒める。どうしても書けないときには環境を変えてみる。
2023/05/20
Kanonlicht
書くことを仕事のひとつにしている人たちが「書けない」悩みについて語りあい、なんとか自分なりの書く(書き続ける)方法を模索していくという、共感と示唆に富んだ本だった。書き続けるにはある意味で「これぐらいでいいや」という諦めが必要なこと。日常のありとあらゆることをメモ的にたくさんアウトプットすること。我を捨てること。なるほどと思うことがたくさんあったので、一つずつ実践してみたい。とりあえずWorkflowyを使い始めてみた。
2021/09/06
のん
最初に石を置くことで「取り返しがつかなくなって、文章が生まれる」というのに納得した。そして最初の石を捨ててしまうのが潔くていい。 でも、レヴィ=ストロースの「止まらず全体をざっと書き上げることから始める」のも良さげ。 自分にはどちらが合っているのか、試してみよう。 プロの文筆家の方々も、書けないことにこんなに苦しんでるんや、と知った。 私でも何か書けるようになれそうな気がしてきた。
2021/08/03
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