20 誤判対策室 (講談社文庫 い 141-7)
20 誤判対策室 (講談社文庫 い 141-7) / 感想・レビュー
セウテス
【誤判対策室】第2弾。本作は前作の60に纏わる物語から、20年20条20画素そして問題となる20号手当てと、20に関連して物語が進む。元裁判官の紺野は、自ら殺人を告白し逮捕されるが、完全犯罪なので立証出来るかと発言する。その上で誤判対策室の有馬刑事に、自分を起訴出来なければ、有馬の娘を殺すとゲームを持ちかける。本作もそうだが、己の考える正義を行う時、その足下に在る小さな疑問を、人は何故己に都合良く解釈してしまうのか。犯人や動機の謎解きばかりか、事件の本質とも言うべき隠された真実が明らかになる衝撃が物凄い。
2022/04/19
ひまわり*
60の続編。いやー、面白かった!!殺人犯として自首してきた元裁判官の紺野。逮捕後一転して否認に転じ、完全犯罪を犯したと宣言し、「私を起訴できなければ、あなたの娘をこの世から消します」と有馬に「ゲーム」を持ち掛ける。新たなメンバー潮見と春名と挑む。元メンバーの世良も意外な関わりを見せる。有馬は、紺野を起訴できるのか。タイムリミットの迫る中、ゲームを持ち掛けてきた紺野の真意を探る展開は面白くぐいぐい読めた。真相はやるせない。続編もありそうで期待もあるが、「奥の手」が定番化するのはちょっとどうかしらと危惧。
2024/10/18
しのさー
60誤判対策室の続編 面白かった タイムリミットと冤罪追求がセットになると、スピード感が出て読むのを止められなくなる 「そうだったのか!」と意表をつくような、どんでん返しが知りたくて読んでいる なので続編をぜひ読みたいけど、秘策とかパターン化しないでほしい
2022/05/23
ぴかりん
Audibleにて。60誤判対策室続編。元裁判官対誤判対策室の戦いがとてもスリリング(と言ってもアクションシーンがあるわけではないけど)で、物語の世界を堪能できました。続編がありそうなので楽しみです。
2023/01/12
イシカミハサミ
続きものであることを知らずに読んでしまったので、 最初の方の前提のあるやり取りで出鼻をくじかれる。 本題に入ってからはだいぶスムーズに。 物語の進行とともにどんどん引き込まれていく。 結末はあっけない感じもするけれど、 それはそれでリアル。
2021/11/10
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