私はあなたの瞳の林檎 (講談社文庫 ま 49-12)
私はあなたの瞳の林檎 (講談社文庫 ま 49-12) / 感想・レビュー
さくら★もち
表紙が可愛いな、と思い手にした1冊。3編の恋愛小説。登場人物がみんな頭が良くて、青春のキラキラと陰鬱な理屈の狭間でもがいてる。好きというシンプルな感情が、自分という存在への自信のなさから捻れまくってしまう様が、若者には刺さるのかもしれないなぁ。1話目と3話目の女性陣の狡さはけっこう癖になる。またそのおかげで、2話目の主人公がすごくピュアに感じた。あまり読まないタイプの物語だったから面白かった。
2021/11/16
eyemu
女性がとても思わせぶり。 同じ女性として羨ましい。 そんな感じの、ピュアな狡猾者たちの話。
2023/10/03
こばゆみ
中学時代の自意識過剰っぷりが文学的に愉しめるお話。いや、お話なのか?(笑) こういう本はゆっくりじっくり読みたいな〜
2021/12/16
Himiko
この本は雑誌で著名人が好きな作家として紹介されてすごく興味を持ったので購入。デビュー20周年の作家とは知らなかった。青春恋愛物なのかと思って読むと、実は人間のすごくピュアな感性とか想いを感じて、なぜかじんわりと心の染み入る不思議な3つの短編。最後の、僕が乗るべき遠くの列車は、もう一行一行が深く心に刺さった。舞城氏の本、もっと読んでみたい!
2024/06/10
奥山 有為
2018年、単行本版を読書メーター献本プレゼント企画で当選し頂きました。感想をたぶん単行本の方に書いたのか?見れなくなっており、もう一度登録いたしました。ありがとうございました。出会ってすぐ「舞城作品おもしろいよね」の会話をきっかけに結婚に至った私と夫にとって大変嬉しいものでした。貴重なサイン入りの書き下ろし短編(内容はネタバレ厳禁とのこと)も家宝です。
2024/03/02
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