青春の門 第九部 漂流篇 (講談社文庫 い 1-86)
青春の門 第九部 漂流篇 (講談社文庫 い 1-86) / 感想・レビュー
しんすけ
久しぶりの青春の門。 五木寛之が未だに書き続けていることがうれしい。 「筑豊篇」が発表されたは1970年。その2年前まで学部にいたぼくはサークル仲間とよく「僕たちは未知の青春の門の前に立っている」なんて語っていた。ここに書くのも照れくさいが。 本書の題名が、それに強く重なるところがあり早速読んでみた。そして信介や織江たちに強く惹かれたのだった。 その翌年の「自立篇」を読んだときから、ぼくはハンドル名に「しんすけ」を用いるようになった。 まさか五十年以上も使うとはその時は考えてもいなかったが。
2022/03/30
やまねっと
今回も私的に思ったのだが、あまり物語的に進展はなかったなと感じたところだ。 牧織江が小ヒットを飛ばして高円寺にみそめられたのはいいが、曲を出した気配がない。周りでは色々動いてはいるが、織江自身に話題はない。 一方信介の方は家の中でロシア語を学んでいるだけだ。 日本に帰ることになって、帰っている途中でこの本は終わりを迎えた。がっかりだった。漂流篇とあるが、この巻は勉強篇と付けた方がいい。 ただ、解説で完結編の疾走篇が連載中とあるから楽しみで仕方ない。作者には死ぬまでに完結をして欲しいと切に思うしか今はない。
2023/07/29
magicwaver
最後のシリーズ、いつかまた読み返したいです、信介と織江の物語、最高です。
2000/09/01
すばる
読んだのは単行本です。
2021/03/28
都市
この物語の主役は2人の若者、伊吹信介と牧織江。3部の最後に著者が全12部になるだろうと予測していたが次巻の10部で閉めくられるらしい、結が楽しみだ。最後の巻でどの位関連者が出てくるかも楽しみだ。
2024/01/12
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