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ヨリシロトランク(3) (モーニングKC)

ヨリシロトランク(3) (モーニングKC)

ヨリシロトランク(3) (モーニングKC)

作家
鬼頭莫宏
カエデ ミノル
出版社
講談社
発売日
2021-10-13
ISBN
9784065249741
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ヨリシロトランク(3) (モーニングKC) / 感想・レビュー

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眠る山猫屋

『殺人犯が死ねば被害者が復活する』という“新しい理”が与えられた新しい世界を描いた意欲作だったと思う。この前提を土台に、過去未来、そしてファンタジーと広がってゆく。3巻では、世界観の確認、成立後の展開、抜け道そして今後を描いていて、キレイにまとまった印象。紛争や戦争での大量殺人は反動でワチャワチャになってしまうし、復活しても殺害されたトラウマは消えなかったりして、単なる救済のシステムには終わらない。だから殺人事案自体を無くさねばならないと悩む人間も出てきて・・・。哲学的あるいは思考実験的。(続く)

2022/09/25

トラシショウ。

「被害者が、殺された人が、蘇る選択肢が有る方が勿論より良いです。でも、根本的な事はやはり、自分達でやらなくてはならない。元より被害者のいない世界。貴女に頼らなくても良い、世界」。魔術師同士の場合、有名古典ミステリを連想する孤島に集まった人々の場合、変則異世界転生した人の場合、無慈悲な差別が根強く残る地方の人々の場合、蘇るも自死を選んだ人の場合、そして・・・。前巻の予告通りの最終巻。思考実験的な側面は益々加速しており、これまでで一番難解なエピソード多数。きっちりやりきった感が強いなぁ(以下コメ欄に余談)。

2021/10/19

JACK

○ 「改変者」という神のような存在によって世の理が書き換えられた世界。ここでは殺人犯を殺せば被害者が蘇る。被害者を生き返らせるために殺人犯を殺すのは許される殺人なのか。極限の思考ドラマも遂に完結。ファンタジー世界で盗賊を全滅させた魔法使いを殺したらどうなるか、富豪が殺された孤島の別荘で犯人を探す手段とは、といった思考実験的な物語は面白い。被害者にとって生き返る事が必ずしも幸せではないという話もあってなかなか考えさせられます。終わり方は唐突で魅力的でもなく、打ち切り感もあってちょっと残念でした。

2021/10/21

チューリップ

完結。こういうネタってまだ続けられそうな感じもするけどまあそんな長く続けるような話でもないかな。転生した人の話と孤島の話が面白かった。最後の話は最初の話のその後で悪人が蘇ってもみんながみんな心を入れ替えるわけじゃないよなと思った。でもあの親子が不幸な事にならなくて良かった。

2021/12/04

D-suke

面白かった 以外とあっさり終わっちゃったからもうちょっとこの漫画読んでいたかったな 終わり方は綺麗だったね。父と娘の関係もそうだし、昔に罪を犯した二人の対比も良かった

2021/11/07

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