どんまい (講談社文庫 し 61-28)
どんまい (講談社文庫 し 61-28) / 感想・レビュー
Lara
離婚したばかりの洋子が、娘香織(中2)と共に、草野球チーム「ちぐさ台カープ」に入る。野球好きな男たちの中、なかなか上手く行かず、奇跡も起こらない。がしかし、重松作品は、物語を造り上げて読ませてくれる。野球をしながら、職業が異なる人たち、皆それぞれの人生を一生懸命生きていく中、人たちの優しさがにじみ出てくる。ほのぼのしました。
2023/08/08
ミッフー
無性に重松が読みたくなり、久々本屋に立寄り手にした同本。内容は母子家庭の母と娘が草野球チームに入りメンバーたちとの他愛ない出来事や人となりが描かれてた平和な重松らしい一冊📖いや、こー言うのがええんよ🤣チームメンバー一人一人に物語があり、寂しさや過去の傷心秘めながら草野球に没頭する❗️ほんま野球ってええね😭監督が懐古する1975年のカープ初優勝、当時小5の野球少年だった僕、あの時は凄い盛り上がったよな🤔阪神の帽子かぶってたツレが皆赤ヘル帽子になったんじゃけぇな🤣読後は温かい涙が止まりゃあせんよ😭
2022/01/10
ピース
離婚した後にいきなり草野球チームに入った洋子、香織の母娘。その二人が野球とチームメイトにいい影響を与えたり与えられたりしながら成長していく。いい話だけど洋子の元夫の英明にはイライラさせられた。洋子さんはこんな男と別れて正解だった。後は香織ちゃんと二人で協力や喧嘩をしながらしっかり生きていってもらいたい。
2022/05/11
TAKA
チーム以外のコミュニティで苦悩を抱えながら生きている。それでも楽しく生きていられる居場所がちくさ台カープ。 一人一人のチームに対する愛を見て、最後しんみりした。 人生変わりたくないと思っても、どこかで変わらないといけない。それが運命。 洋子にはほとんど共感出来なかったけど。プライドなんて捨ててしまえばいいのにって何度も思った。
2023/12/19
流石全次郎
水島新司の漫画「野球狂の詩」に登場するプロ野球の女性投手、水原勇気から始まった物語。草野球チームに参加している選手や監督達の不器用でままならない日常、野球をとおした自己主張あるいは自己表現、抱え込んでる課題。「野球狂の詩」は水原勇気の他、「東京メッツ」の一人、一人の選手達のドラマを掘り下げた漫画だったので、重松清さんの「野球狂の詩」へのオマージュかなとも思いました。本日一日で一気読み。草野球チーム結成は広島カープの初優勝がきっかけにもなっていて自分の中に余韻も深く残る一冊でした。
2021/11/10
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