エムエス 継続捜査ゼミ2 (講談社文庫 こ 25-53)
エムエス 継続捜査ゼミ2 (講談社文庫 こ 25-53) / 感想・レビュー
KAZOO
今野さんの学園物のシリーズ第2作目です。ゼミの生徒5人と警察学校長経験の元警察官がゼミの先生になって事件を解決していきます。今回は学園のミスコンテストでの傷害事件で先生が疑われてしまいます。が、ゼミ生たちの活躍によって解決に至るわけです。が、私はどうもこの5人の学生がこんがらかってしまって誰が誰がかわからなくなります。カバー表紙にはその特徴を備えた女子がいるわけですが。
2022/04/04
mihya
今回のゼミは冤罪がテーマ。私は冤罪ものは凄く息苦しく感じるんだが、これは結構楽しめた。今回は学生たちが活躍する。全体的に読みやすいんだが、内容は意外と深い。 私が冤罪で捕まったら、警察のあの手この手にあっさり私がやりましたって言っちゃいそう。 私のkindleさんはシリーズ2作目の「エムエス」をやたら推してきて、しょっちゅうおすすめに上がってきていた。その度にエミネムに空目して気になっていたので1作目から読んだ。これでおすすめからエミネムは去るはず。 で、エムエスって何の略なの?
2023/06/20
NAO
警察官から大学教授になり、『継続捜査ゼミ』を開講している小早川一郎を主人公としたミステリ、第二弾。ゼミで取り上げるのは被疑者が再審請求しているケース。受講生たちが、冤罪について関心を持ったからだった。折しも大学は学園祭に向けての準備中で、ミスコン反対を訴える学生が何者かに襲われて負傷、小早川が犯人ではないかと所轄の尋問を受ける。研究室に二人だけでいた=恋愛関係、はあまりにも短絡的だが、これは、こんなふうに冤罪は起きるという見本のようなもの。一方、ゼミで取り上げた事例はまた別のケース。
2024/08/26
papako
続いてこちらも。今度は冤罪がテーマ。小早川が疑われる。確かに一般市民がこんな追及受けたらダメになるだろうな。最後はうまくまとまるけど、ちょっと嫌だった。高樹ときちんと議論した小早川は誠実だ。議論はマッサージ。凝り固まった思考をほぐさないとね。大切だと思いました。続きが出て、セールになったら読もう。
2024/01/22
mayu
継続捜査ゼミシリーズ第二弾。今回は冤罪をテーマに警察が深く関わってくる。ゼミ生達は変わらずそれぞれに個性があり、前作同様面白かった。事件を続々と解決していくと共にゼミ生達も成長していき、小早川教授はゼミ生達から愛されてるなぁ〜と感じさせる。それにしても警察に目をつけられたら最後、やっていなくてもあんな風に追い詰められたら認めて開放されたくなる。事件の背景に潜む警察の事情や真実はとても興味深かった。学生たちがなぜ小早川ゼミを選んだのかも気になるし、このままシリーズを続けてほしい一冊。
2023/07/10
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