戦百景 桶狭間の戦い (講談社文庫 や 75-6)
戦百景 桶狭間の戦い (講談社文庫 や 75-6) / 感想・レビュー
ポチ
桶狭間での義元が討たれる場面までの、其々の武将の心情が臨場感と緊迫感を伴って迫って来るようだった。良かった。
2022/02/28
如水
戦百景シリーズ第二弾は電撃奇襲作戦として有名な『桶狭間の戦い』…なのですが、話はその前の甲駿相三国同盟(今川義元側)と信秀死亡(織田信長側)から始まります。この頃の評では義元は天下統一の為の西上、では無く穀倉地帯で有り商業特権を有していた尾張の国奪取ですが、この話では…まぁ考えなくも無い💦で、この頃の信長の象徴する話は『陸 服部小平太晴安』。負けを負けと感じさせない(だってこの人、実はメッチャ負けてる💧)後の信長の『戦感』となった布石が此処に有る…のかな?新説を期待されていた方には少し…見たいな感じ。
2023/05/05
ほうすう
義元・氏康・信玄が一堂に会する善徳寺の会盟からはじまり桶狭間に至る過程・その顛末を様々な人物の視点から描く。悪くはないがいささか展開が早かった。義元を理想高く大きな人物として描いていたがその理想が描かれきれずに討ち死にまで至ってしまった。ある種その唐突さは戦場のリアルさでもあるのかもしれない。
2023/05/25
Book Lover Mr.Garakuta
【速読】小林書店で、購読:迫力が有って面白かった。何事も油断大敵と思わざるを得ない小説でした。
2021/12/14
コチ吉
歴史小説の醍醐味は断片としての史実をいかに再創造するかであろう。桶狭間の戦いという散々語り尽くされたかのような歴史が生き生きと蘇る。なかったかもしれない思惑や口をつくことのなかった言葉にも胸を躍らせる。信長は何故義元に勝てたのか、強かったからではない、全ては歴史の悪戯なのだ。
2022/05/19
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