おとなになっても(6) (講談社コミックスキス)
おとなになっても(6) (講談社コミックスキス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
綾乃の離婚が成立し、晴れて障壁がなくなった二人だが、周囲を傷付け、波紋を広げた関係である事実を引きずることで、距離は詰められず、詰めるどころか離れていってしまう。時間だけが無駄に過ぎ、周囲のドラマに翻弄されつつ、流されていく日々。そんな時、ふいの再会が訪れる。その時の、ストンと腑に落ちるような、まるで理屈ではない、綾乃への恋の再発見とでも言うべき朱里のときめきに激しく共感を覚える。そのストンと戻ってくる恋情は、段階や順序を経ないからこそ抗えないのだ。
2022/03/06
真田ピロシキ
「俺の周りにはテレビドラマの主人公か何かしかいないんですか?」どうにも好かない渉にやや共感できた。渉は親や世間の考える普通に流され生きてきた人。何となくそろそろ結婚しなきゃと考え子供を持つのも当たり前と思い込んで、そんな"普通"のレールに従って生きてきたのだが、綾乃は渉の"普通"とはスレ違ってて。そんなわけで離婚した綾乃だが目出たく朱里との恋を進めるとは気持ちを切り替えられない生っぽさ。それを嫌な元義母のお節介で想いが炸裂するリアルとフィクションの塩梅が面白い。朱里の感情大爆発!
2022/11/26
7ember
新しい恋人がまるで悪印象なくさらっと出てくるのすごい。道徳的な相対主義とかいうレベルでなく、世界から重力がすっぽ抜けているかのような軽いめまいをおぼえる。このフラットさが後期志村貴子のすごいところだ、というのが私の自説です。
2022/02/10
るぅ
本当に離婚しちゃった!だからって綾乃と朱里がすぐにどうこうなるわけでもなく、でもお互い想いはあって…朱里、綾乃が好きすぎて楽しそうだなw新友の茜ちゃんとの友達付き合いも楽しそう(*^^*)
2022/04/17
とにざぶろう
読んでいて気持ち良いくらいに、登場人物の感情が腑に落ちる。
2022/02/19
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