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ふしぎな図書館と魔王グライモン ストーリーマスターズ1 (ストーリーマスターズ 1)

ふしぎな図書館と魔王グライモン ストーリーマスターズ1 (ストーリーマスターズ 1)

ふしぎな図書館と魔王グライモン ストーリーマスターズ1 (ストーリーマスターズ 1)

作家
廣嶋玲子
江口夏実
出版社
講談社
発売日
2022-03-09
ISBN
9784065266328
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ふしぎな図書館と魔王グライモン ストーリーマスターズ1 (ストーリーマスターズ 1) / 感想・レビュー

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のっち♬

『ふしぎな図書館』第1作。魔王に盗まれたキーパーツを探しにグリム童話の世界へと飛び込む。不仲過ぎて生贄と魔女になる『ヘンゼルとグレーテル』、魔女が優し過ぎて何も起こらない『ラプンツェル』はまだシンプルな逆転構図なのだが、『白雪姫』に至っては他の民話へ乱入して暴君化・肥満体化するという奇天烈さ。あとがきにも顕れた作者の天邪鬼ぶりが総動員された章とも言え、江口の作画も強烈なインパクト。物語の成立にはネガティブな要素がいかに必要か。話を刺激的にもつまらなくもする魔王たちには創作者視点の喜悦と諷刺が混在している。

2024/02/26

KAZOO

第3巻目を先に読んでしまいましたが、この第1巻目ではグリム童話について書かれています。狂言回しの役割はいつも変わるようでここでは小学4年生の少年です。グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」「ラプンチェル」「白雪姫」が魔王によって改作されてしまっています。それをもと通りにするためのキーワードを書き加えるということで元通りになります。挿絵が面白く知ら柚位姫などが凄いことになっています。

2023/10/13

ゆのん

【シリーズ1作目】図書館に本を借りに来た少年が見つけた『グリム童話』。その本を手にしたところ『世界の図書館』でグリムと出会い物語を救う冒険へ。兄妹仲の悪い『ヘンゼルとグレーテル』や、塔から出たがらない『ラプンツェル』。『白雪姫』に至っては暴飲暴食をする貪欲で肥満体の魔女と化している。物語を食べてしまうグライモンから物語を救うべく『キーパーツ』を探して物語を元に戻す物語。読みながら主人公と一緒にあれこれと推理出来て大人でも楽しめる。『想像力』がいかに大切なのか。続く冒険が楽しみ。

2024/04/06

Roko

『物語をつまらなくさせることで、やつは人間から想像力を奪っているんだ。想像力のとぼしい人間が増えれば、それだけ悪事が増えるから、魔王にとっては都合がいいんだろう。』 グリム兄弟のこの言葉は、とってもスゴイことを言ってますよね。物語のあらすじだけ分かればいいとか、要約だけで読んだつもりになっていたら、悪い奴らの思うつぼ。面白い物語を読むことが世の中を良くすることに結びつくのだということだと、わたしは理解しました。#合本版ふしぎな図書館シリーズ #NetGalleyJP

2024/02/25

ゆっき

本は宝箱。物語を食い荒らしてめちゃくちゃにする魔王グライモン。ストーリーマスターから物語の修復を頼まれた宗介。そしてグライモンに手を貸す天邪鬼のあめの。盗まれたキーパーツを探す異世界ではじまる大冒険にワクワク。あめののグリム童話解説が天邪鬼流のつぶやきで面白い!たしかに物語の感じ方は読み手の自由。また面白いシリーズが始まって嬉しいです。

2022/09/18

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