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雑賀のいくさ姫 (講談社文庫 あ 144-2)

雑賀のいくさ姫 (講談社文庫 あ 144-2)

雑賀のいくさ姫 (講談社文庫 あ 144-2)

作家
天野純希
出版社
講談社
発売日
2022-01-14
ISBN
9784065266991
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雑賀のいくさ姫 (講談社文庫 あ 144-2) / 感想・レビュー

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yoshida

これは面白い。倭寇の大海賊集団が九州制圧に来襲する。元寇の再来と言えよう。島津、毛利、村上、大友等の西国大名が一時和睦し結盟。連携し倭寇粉砕に当たる。そこに雑賀孫一の娘である鶴姫も加わる。実に熱い展開が続く。西国大名連合に雑賀衆が加わる。これだけで歴史好きには熱すぎる。加えて鶴姫の出自と因縁も読ませる。登場人物も魅力的。イスパニア人のジョアン、島津の姫である巴等々。異民族の侵略を批判している点も興味深い。最後の海戦での巴の訓示。家族や郷土を守る為と訴える場面が実に印象的。現時点で天野純希さんの最高傑作。

2022/03/20

てつ

楽しい小説でした。敵役を含めて嫌な存在がない。いや、嫌な奴はいるけど、キャラが徹底しているので憎み切れない。そして全員が魅力的。筆頭として鶴や蛍などの女性陣が素晴らしい。ジョアンをはじめとした脇役の男たちも存在感がある。いい小説を読んだ。

2022/04/02

けやき

雑賀の姫の鶴とイスパニア人ジョアンが仲間とともに倭寇の頭目林鳳に薩摩を中心とした日本各地の水軍と挑みます。ほどよい笑いもある歴史ロマンの小説です。鶴たち戦姫丸一行の今後が気になります。

2022/01/20

タツ フカガワ

戦国時代、紀州雑賀孫一の娘鶴姫は、座礁した南蛮船からイスパニア人ジョアンを救出。船を修復し「戦姫丸」と名付けて南海へ乗り出すが、そんなとき、明国最大の海賊と薩摩島津家を中心とした水軍との闘いに巻き込まれる。正直、前半は退屈な場面もありましたが、後半はそれを補って余りある海戦シーンに大興奮。船はスクリュー装備じゃないか(?)と思うほどスピーディーでスリリングな展開が楽しい海洋活劇でした。

2022/05/07

如水

歴史小説…では無いと思われる位の冒険物。歴史小説を感じさせる部分は実在武将、その当時の水軍、時代背景かなぁ…あっ!!この話でも島津家久は軍神だった。しかし戦闘描写は素晴らしい!!成程、当時の水軍同士の戦い方ってこんな風だったのね~!!!と言う事が分かる一冊です(戦国当時の最新鋭は鉄甲船が出て来て大砲ぶっ放して終わり!では有りません)。ただ…孫一?あれ?と言う内容が(息子を重朝と言っているので本人は皆が知っている重秀…のはず)。まぁ…浪漫ですね💧内容は面白かったですよ。読んでみたら海に思いを馳せて下さい

2022/02/06

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