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競争の番人

競争の番人

競争の番人

作家
新川帆立
出版社
講談社
発売日
2022-05-11
ISBN
9784065268148
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競争の番人 / 感想・レビュー

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夢追人009

帯に書かれた「著者の勝負作」の宣伝文が心から納得できる新川帆立さんの4冊目の力作ですね。ヒロインの白熊楓(かえで)と同僚男子・小勝負勉のネーミングは一度聞いたら忘れられない強烈なインパクトがありますね。彼女は公正取引委員会の審査官で冒頭で自ら担当した人物が自殺してしまった事に責任を感じて落ち込みます。彼女は人から馬鹿にされても決して怒りはしない過ぎる程に真面目な性格なのが、鼻ッ柱の強い剣持麗子とは正反対ですが、何事にもトップにはなれないけど空手の有段者で粘り強い根性の持主で人に対し優しい所が魅力的ですね。

2023/02/15

うっちー

公取委以外は新しさがなかった

2022/05/29

まちゃ

公正取引委員会を舞台にした、エンタメ小説は初めてでした。公正取引委員会の仕事を知ることができて、気軽に楽しめる作品だと思います。作中の白熊のセリフ「ひと握りの優秀な人、強い人に任せておいてはいけないのだ。」実はこれが一番の難問なのかもしれませんね。カエサル、オクタヴィアヌスの時代、古代ローマの共和制から帝政への移行が頭に浮かびました。

2022/07/18

たか

公正取引委員会審査官の白熊楓は正義感が強く情に厚い体育会系、対して小勝負勉は東大首席でハーバード大留学帰りのエリート審査官。審査局第六審査、通称「ダイロク」の遠山の下から桃園千代子の下に配置換えとなった白熊楓は政策策定の部署から審査官に配属になった小勝負とバディを組む事になり、七転八倒しながらも巨悪に立ち向かう。 独占禁止法「公正且つ自由な競争を促進し、国民経済の民主的で健全な発達を促進する」事を目的に市場を独占する企業を取り締まる。 弱小官庁・公取委、ラスボス・天沢雲海を追い詰めろ。 ★★★✩✩ 3.0

2022/08/29

旅するランナー

公正取引委員会審査官を主人公にした目の付け所が素晴らしい。テレビドラマも面白かったけど、それに負けないエンタメ性があります。ノンキャリアの白熊さんとキャリア小勝負くんのバディものとして、そして悪を追い詰めるチームワークものとして楽しめます。白熊さんの仕事·恋愛·家族の悩みも深く掘り下げられています。

2023/03/26

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