あさきゆめみし 新装版(6) (講談社コミックスキス)
あさきゆめみし 新装版(6) (講談社コミックスキス) / 感想・レビュー
りんりん
主人公が子ども世代に移り、あらたな登場人物が多くて「これ誰だっけ?」と確認しながら読む。絵の美しいと改めて感じる。これを読めば「源氏物語」の大体の内容はわかるのでは。実は最近模試を受けた長女、古文が「源氏物語」からの出題でいつも以上にできたようで、お役に立ててうれしい限り。
2024/05/07
kiki
主人公が柏木と三の女宮の息子の薫の君へ。表向きは源氏の子として生まれ華やかな身の上ではある。事実を知らされなくとも違和感を感じる機微のある聡い男の薫の君は、かなりウジウジしているのだけれど、私は源氏物語の中では一番好きな男性。浅慮な自分と真逆で憧れる。八の宮が俗聖と表現されるが、浮舟を実子と認められない彼の弱さが容認されることに、当時の女性の地位の低さを感じる。それでも心の動きは現代に通じるものがあり、千年たっても人とは…と思うのだけれど、それだけ物語としての完成度が高いとも改めて思わされる。
2023/05/11
りぷれ@灯れ松明の火
【新装版で再読】宇治十帖編。薫と匂宮の2人の、今で言う次世代編ですか。彼らは光源氏と頭中将を思い出させる。宇治で出逢った大君と中の君、薫と大君は残念だった…。匂宮と中の君も、子供がいるとはいえちょっと微妙。この後浮舟は何をもたらすか。…宇治十帖編、全然覚えてない…。
2022/05/18
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