望郷太郎(6) (モーニングKC)
望郷太郎(6) (モーニングKC) / 感想・レビュー
ぐうぐう
「「金」というものは……マーは………油断すると瞬く間に価値を上げ増える そして気付いたら……人の方がマーの奴隷になっている」資本主義経済に疲弊した太郎の、あえて貨幣の概念を用い、村を、いや、歴史をやり直そうとする壮大な試み。ところが、マリョウの地の売春宿でマーを要求する主人の言動に対し、「何でもマーの方が……俺はやりやすい 俺が昔暮らしてた所に近いからな」と本音が溢れる。敵は初期化された世界ではなく、大寒波以前の世界でもなく、己自身なのかもしれない。
2022/04/12
ミエル
ヤープト独自の通過が定着、パルとトゥルンは夫婦で村を治める。通過が浸透すると、程良い需要と供給が生まれる。国というコミュニティの誕生と成長の流れや経済観念も、経験者の太郎がいればそうそう大きな間違いは起きない。村人に教えを説く太郎のおかげで読み手の私も学びが多い稀有な作品。でも太郎とパルは旅立つ。そろそろパルの妹探しも再始動、もしかして!?やっぱり?な再会で次巻が楽しみ。
2022/03/17
とんかつラバー
トゥルンとパルの結末は登場時から想像がついたが、それにしてもこの人の描く女性キャラは強烈すぎる。金の価値は物よりちょっと下くらいでいいという太郎の考えでヤープトマーも安定し、ゴルフや温泉を楽しんだりして村の生活も上々。しかしやはりマリョウの国へ向かう事に。パルは相変わらずであるが、メガテンだとバリバリのCHAOSだな。巻末の「ポトラッチ」のコラムがすごく面白い!
2023/01/19
もだんたいむす
また太郎たちが動き出しのは嬉しいことだが、最後の展開が「マジで?」になる。
2022/03/02
北白川にゃんこ
おいヤーパンどうなってんだ
2022/06/04
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