読んで旅する鎌倉時代 (講談社文庫 た 88-56)
読んで旅する鎌倉時代 (講談社文庫 た 88-56) / 感想・レビュー
さつき
蛭ヶ小島、石橋山古戦場、銭洗弁天など鎌倉時代のその土地にまつわる短編を集めたアンソロジー。13人の執筆陣は「鎌倉殿の13人」にちなんでいるのかな?内容も大河ドラマに寄せている感じでした。ドラマを見て舞台となった土地に行きたいなぁと思う人にはぴったりな作品だと思います。どれも15〜20ページほどの小品なので旅先で読むのも良いかも。
2022/04/02
榊原 香織
作家13人の短編競作 NHK大河にちなんで?こちらが先?(2022・2刊) ”鎌倉殿の13人”と、登場人物や時代は大体かぶるけど、話はちょっと違う。 しっかし鎌倉アベンジャーズ達、北条以外はみ~んな滅んでしまうんですね。 TVドラマもなんか悲惨になってきたし
2022/08/14
ポチ
個人個人に焦点を当て頼朝と政子の出会いから描いている。権謀術数に長けた北条氏と血生臭い初期の鎌倉時代が印象に残った。
2022/03/05
けやき
鎌倉草創期のアンソロジー。吉森大佑の息子から見た熊谷直実を描く「ある板東武者の一生」と天野純希の朝比奈三郎の身の処し方を描いた「由比ガ浜の薄明」がお気に入り。どちらも父と息子の生き方の対比が面白かった。しかしこの頃の鎌倉時代は血生臭いと改めて思った。
2022/02/19
Wan-Nyans
★4先週『鎌倉殿の13人』が最終回を迎えた。馴染みが薄かった鎌倉初期、上総広常、三浦義村、比企能員、畠山重忠、和田義盛など実像が余り知られてなかった武将達は鮮烈な印象を残し、義時をはじめ時政や政子、泰時や時房など北条一族、実直な三代実朝、これまでとまるで違った頼朝・義経像、八重、りく、実衣など女性陣も印象深い。最終回はミステリとしても素晴らしく、数々の伏線回収と”13人”の裏の意味、そして義時の最期に戦慄を覚えた。この短編集は思い返して読むのにお勧め。最後の高田崇史氏の一編は大河の上を行っていて最高。
2022/12/25
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