佐藤友哉デビュー20周年記念復刊企画 クリスマス・テロル invisible×inventor (星海社FICTIONS サ 2-11)
佐藤友哉デビュー20周年記念復刊企画 クリスマス・テロル invisible×inventor (星海社FICTIONS サ 2-11)
- 作家
- 出版社
- 星海社
- 発売日
- 2022-02-16
- ISBN
- 9784065270837
佐藤友哉デビュー20周年記念復刊企画 クリスマス・テロル invisible×inventor (星海社FICTIONS サ 2-11) / 感想・レビュー
じーつー
んんん...これは... 復刊企画の前3冊はどれも面白かった。 これも最初は少しわくわくしながら読んでたかもしれない。 けど読み終わったときには最初のわくわくした気持ちも忘れてしまっていた。 エンタメというより作者の苦悩や未練のような気持ちを語らせる、もしくは語るために紡ぎ出された物語だと思えば、まあ。 いや、それにしても他の作品はどれも面白かったのにどうして。
2024/10/22
いりあ
佐藤友哉が2002年に発表した長編小説。鏡家サーガと共有の登場人物がいるため関連作品に挙げられます。「フリッカー式」の2年前を描いた小林冬子を主人公にした作品です。普通の青春小説のような導入、密室から人が消える辺りまではちゃんと作品として成立していた気がしますが、それ以降は破綻しています。読んでも何も残りません。いや作者の愚痴は残るか。鏡家サーガは壊れた人物を使ったミステリだったはずですが、物語、そして作者が壊れてしまっています。万が一、本作が初佐藤友哉作品だった人がいたらご愁傷様としか言いようがない。
2024/03/22
ささやか@ケチャップマン
ずっと昔初めてこれを読んだとき、密室とかなんだとかミステリっぽく言いながら、その謎は実はこうでしたってのはお前マジふざけんなよとめっちゃ思ったもんでした。今でも思うけど。ただまあミステリだと思わなければ切迫した悲鳴のように読めるので、それはそれで。確かに鏡家サーガが断絶してしまうのは惜しまれるんだよね。ここから他の奴も復刊して、あわよくば新作も書いてほしいので星海社は死ぬほど頑張ってほしい。
2022/02/17
亜済公
佐藤友哉の破壊、ここに極まる。
2022/08/18
nkwada
少女冬子が密航する場面からスタートするので、このさきテロリストが出てくるハードボイルドかと思ったりもしたが、どうも作者が半分ふざけて書いたような作品で、サスペンスという分類になるの?作品の一部に当たるのか、最後の解説のところがよくわからんというか単純に面白くないので読み飛ばした。
2023/10/27
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