BOOGIE WOOGIE WALTZ (OTOMO THE COMPLETE WORKS 2)
BOOGIE WOOGIE WALTZ (OTOMO THE COMPLETE WORKS 2) / 感想・レビュー
ねりわさび
1974ー1976年に大友克洋氏により作画された当時の現代短編劇を、時系列に準じて再構成したコミック。見ていると不安になってくる白い背景とキャラクターの動線描写の組み合わせがクールで面白い。ホラー系の物語が多く、起承転で始まり結をカットするため読者を突然突き放すような仕上がりの短編集であり、資料的価値も高い。大友ファンなら購入をお勧めします。面白かったですね。
2023/07/06
Vakira
大友克洋さん全集の2巻目は48年も前の初期短編集15編。青春&ヴァイオレンス。あの名作「傷だらけの天使」の感覚。っと思っていたらサブタイトル「傷だらけの天使」じゃん。表現は当時画期的だったでしょう。まるで映画のワンシーン。男と女。拳銃に短刀。タランティーノが好きそうな展開と結末。いいです。大友克洋さんの初期作品、素晴らしい。最後のページに本人解説があるのも嬉しい。大友克洋さんが影響受けたもの:今村昌平、黒澤明、安部公房、江戸川乱歩、夢野久作、マイルス・デイビス、宇野亞嬉良、横尾忠則、伊坂芳太郎、粟津潔。
2022/04/03
ぐうぐう
『OTOMO THE COMPLETE WORKS』で読む『BOOGIE WOOGIE WALTZ』。長らく絶版状態だった幻の初期作品集だ。巻末の解説で「そもそも自分の中にあるマンガっぽい、デフォルメされた絵も好きではなかったんです。そうしてマンガ絵を捨てて、自分の絵を模索し始めた頃でもあります」と大友自身が吐露しているが、漫画家デビュー間もなくにして大友克洋は従来の漫画からすでに離れようとしていたということだ。確かに、ここに収録されている短編は漫画の影響よりも、日本映画であったり、(つづく)
2022/03/20
あさひ
「鏡地獄」が良かった。
2022/12/06
kadocks
ATGっぽいなぁと思ったら言及されていて、あの時代そのものをことを後書きで書いていて感動。 初読だったが、ここから変わっていくのを読んでいくのもまた楽しい。
2022/04/05
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