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中国共産党 世界最強の組織 1億党員の入党・教育から活動まで (星海社新書 218)

中国共産党 世界最強の組織 1億党員の入党・教育から活動まで (星海社新書 218)

中国共産党 世界最強の組織 1億党員の入党・教育から活動まで (星海社新書 218)

作家
西村 晋
井上純一
出版社
講談社
発売日
2022-04-27
ISBN
9784065277546
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中国共産党 世界最強の組織 1億党員の入党・教育から活動まで (星海社新書 218) / 感想・レビュー

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岡本

Kindle。中国嫁日記の表紙に誘われて買ってみたが、中国共産党の組織構造という固いテーマ且つ詳細さに驚くばかり。農村部、都市部、大学、会社など其々にどの様な組織がありどの様に運営されているのかが分かる。仕事で中国人から名刺を貰った際に党の役職が書かれていて不思議に思ったが謎が解けた。仕事や学業など中国との関わりがある人にはオススメ。

2024/03/05

無重力蜜柑

面白い。かなり自分の興味関心に合う本で良かった。中国共産党というと「上意下達」「一党独裁」「権威主義」といった言葉で雑に片付ける人のなんと多いことか。しかもその場合の中共とはトップ数百人の「党中央」を指すばかりで、下層党員はトップの号令一下に命令を遂行するようなイメージがあるわけだが、とんでもない。その「下層」は9000万人を超える。そもそも中国人が唯々諾々とルールに従う人々でないことは皆知っているだろう。そんな彼らを「弾圧」だけで「統治」できるわけがない。中共には独特の「民主」的な仕組みがあるのだ。

2023/01/24

さとうしん

中国共産党の、よくニュースで話題になる中央部以外の、下部組織の構造と実際を解説。こうした下部組織が上意下達だけでなく下意上達、すなわちボトムアップの機能も果たしていること、これにより意外と民主的な面があること、共産党組織が「人の和」を重視しているといった、従来のイメージを覆す特色をまとめている。『人民的名義』『大江大河』といった現代物のドラマを見るうえでの参考資料としても有用。私は本書を読むことで、留学中に中国人学生の話の中で時々出てきた「領導」がどういう存在であるかが具体的にわかった気がする。

2022/05/01

組織液

なかなかタイトルが強烈ですが結構為になりました。普段あまり語られることのない中共の「基層組織」について軽い口調で解説されています。独裁、弾圧、監視といったイメージが強い中共ですが、それも正しい一方で下からの意見を吸い上げて反映させる仕組みもうまく機能しているんですね。会社にも大学にも党の機関があるという状況は日本人にはちょっと受け入れ難い気はしますが、たしかに組織としては良くできてます。また中共の解説でよく見るピラミッド型の組織構造図がかなり問題があるということも収穫でした。後書きも個人的には良かった。

2022/10/28

kenitirokikuti

図書館にて。現代中国人が社会生活を送る場において、中国共産党という組織がどのような存在で、どのように機能しているかがレポートされている▲「群衆 qunzhong」とは、日本語と同様に一般大衆という意味もあるが、中華人民共和国の用語では、党員 dangyuan の対義語で、党員ではない者を指す▲本書の記述ではないが、1990年には大学生の党員比率は1.2%だったが、2021年6月の時点で大学・専門学校卒業以上の学歴を持つ党員は52%に達している。

2023/12/16

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