ベター・ハーフ
ベター・ハーフ / 感想・レビュー
Mirror
なかなか思い通りにはいかないものですね。 ベターハーフってプラトンの饗宴?
2022/06/23
らなん
鴻上さん4冊目。2022年。今回は、人生相談ではなく、恋愛小説。マッチングアプリで知り合った2人と、知人の2人の恋愛だったのですが、中味が濃厚だった。4年余りの期間が、10年にも思える位に、仕事、自分の諦め切れない夢を絡めての4人模様の展開が濃かった。相手への同情なのか知らないけど、恋人以外の人の相談に親密に相談にのったり、つき合ったりする人は、優しい人ではないと思った。
2022/07/18
アリーマ
鴻上さんの発声に関する本やエッセイは読んでいたが小説は初めて。仕事人間の爽やかイケメン、暑苦しいブサイク独身中年男、アイドル志願女子、そしてトランスジェンダーの女性シンガーが織りなすドタバタ恋愛模様。マッチングアプリ、LINEのやり取り等、イマドキらしいモチーフも上手く使ったテンポの良い話。一昔前のトレンディードラマ的な展開だが、なかなか面白かった。ただ中年とはいえ四十代のキャラや言動が昭和すぎて60代レベルなのに違和感が少し。トランスジェンダーを戯画化せず等身大に描くアプローチは好感度高かった。★★★★
2022/07/05
いづむ
出会い系、もといマッチングアプリでの出会いから始まった4人の男女の恋愛模様。人気の舞台を小説にしたのですね。4人の違った視点と立場で物語がすすみ、それぞれの言い分と本音を読みながら状況を把握していくスタイルが楽しい。基本的に恋愛をしない私から見ると、恋愛と自己愛が紙一重で自分に欠落したものを埋めるためのものに見えてしまう。あ、だから「ベター・ハーフ」か!?「恋愛は呪い」という持論がまた補強されてしまった。楽しく一気読み。(単行本発売前に「小説現代」の全編掲載で読みました。)
2022/04/28
ころにゃん
恋に仕事に、幸せになりたい男女4人が織りなす恋愛物語。マッチングアプリで知り合った人に実際に会うのが正直なところ怖くて代役を頼む。ここから、恋愛の混戦が始まる。
2022/12/23
感想・レビューをもっと見る