猫弁と鉄の女 (講談社文庫)
猫弁と鉄の女 (講談社文庫) / 感想・レビュー
真理そら
花粉症と杉の木、政治家の話はやや冗長な気がしながら読み進んだけれど、最後は鮮やかにまとまって良かった。ついに百瀬と亜子さんも同居できそうだし住環境も良くなりそうでほっとした。小説とはいえ40歳の弁護士の住む環境じゃないし清貧どころではないと思っていたので安心した。
2022/12/01
こうちゃん
一生懸命他人のために動ける人。 そして最後の一撃までの導入も素晴らしかった。
2024/03/23
NAOAMI
のほほんと真っ直ぐ真面目な猫弁と大福さんの物語。「ここ掘れワンワン」と埋蔵金が出てきたり、あり得ないほど稀有な出会いがあったり、猫弁の周りは都合のイイ偶然だらけ。後半これでもかと偶然を積み重ね、登場人物を全てに絡めてくると、これはもうお家芸の範疇と呼べるだろう。森の主もりりんを別方向から追いかけ、同じ山で遭難してしまう仲良しカップルよ。イイ歳重ねた二人のピュアさにはウンザリを通り越して感動モノだ。これではバッドエンドにはなりようがない。唯一余った犬の出自も強引に納得させ幕ひきとは。猫弁母の出所が待たれる。
2022/07/26
グリーンクローバー☘
シリーズ2の2冊目。2世議員の勝子(鉄の女)が公害である花粉症を一掃する公約を掲げる。落選するがモリリンこと森林蔵と勝子の失踪した母であった小高トモエとの田舎生活が素敵だった。ラスト、トモエの記憶が蘇ったのがウルッ…。トモエの豪邸を太郎と亜子が新居とするため、大福家に挨拶に来るところもウルッ…。この回か一番好きかも。
2024/08/28
しぇん
変わらず面白い話でした。複数の事件が発散されて、最後にまとまっていくのも変わらずでした。最後の親子関係は気付いてなかったですけど、なるほど、なと。
2023/05/21
感想・レビューをもっと見る