KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

カラー図説 生命の大進化40億年史 古生代編 生命はいかに誕生し、多様化したのか (ブルーバックス)

カラー図説 生命の大進化40億年史 古生代編 生命はいかに誕生し、多様化したのか (ブルーバックス)

カラー図説 生命の大進化40億年史 古生代編 生命はいかに誕生し、多様化したのか (ブルーバックス)

作家
土屋健
群馬県立自然史博物館
出版社
講談社
発売日
2022-06-16
ISBN
9784065282281
amazonで購入する Kindle版を購入する

カラー図説 生命の大進化40億年史 古生代編 生命はいかに誕生し、多様化したのか (ブルーバックス) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

アキ

古生物学とは化石から生命の歴史を解き明かす科学。40億年の生命の進化、全3巻シリーズの1巻目。古生代編。約5億3900万年前のカンブリア紀から現代までを3つに分け、約2億9900万年前ペルム紀までの古生代の代表的な生物を、カラーのCG画像を多く用い、生命の歴史の流れが理解しやすい。現代から時代を遠く遡るにつれ、奇妙な形態の生物が生まれては絶滅していったことを知る。カンブリア爆発は眼の誕生によって起こったことや、5億年前には神経が現生種に近いレベルであった、デボン紀から景色が緑色になったことなどを知った。

2022/10/07

ホークス

2022年刊。新たな発見や学説を盛り込んでいて、写真とイラストも充実。幾つかの種族を深掘りしているのも楽しい。最初の覇者アノマロカリスの口は、意外と硬い物が苦手だったらしい。後にはプランクトン食の種も現れる。今もそれなりに繁栄している頭足類(イカ・タコ)は、多様な貝殻で浮き沈みをコントロールしていた。三葉虫類は大繁栄した後、防御のためトゲだらけに変わってしまう。我らが脊椎動物は長らく下積みだったけど、やがて強力な捕食者を次々と輩出。上陸した後も暴君的で、中生代の恐竜につながっていく。やっぱり血は争えない。

2022/09/30

テト

地球上の生物の進化のお話はおもしろいのですが、いつも登場生物の多様さと名前に混乱してしまい、世紀の名前もなかなか覚えられないでいましたが、今回この本では特に古生代に注目してじっくりと知ることが出来ました。特にほとんど全ての古生物の想像図のイラストだけでなく、化石標本もひとつひとつ提示していて、またまだ続くであろう古代の生物への研究と推測の楽しさを一緒に感じることが出来ました。

2023/07/31

まいこ

捕食せず動く必要もなく、左右相称ではなかったエディアカラ生物、恐竜の1.6倍もの時代を生きた三葉虫、カンブリア爆発も。絵がすごくきれい。もうすぐ、VRでこういうの楽しめるようになるんだろうか?ジュラシックパークみたいなテーマパークを自宅で楽しめるようになるかな。自分は石炭紀を見たい。高層ビルほどの樹高のシダ植物の森に、巨大な昆虫が飛び交う。70cmのトンボが向かってきたら恐怖だろうな。

2022/09/19

minochan

古生物の解説はその化石の写真や想像図が多くてナンボ。その点でこの本には大満足。22年に出た本だけあって情報が新しいのもうれしい。16年にみつかった37億年前のストロマイトらしき構造物に関する話題など。アノマロカリスが複眼だったり、三葉虫のような硬いものはかじれなかったりすることも知らなかった。ディメトロドンは安定のかわいさ。

2024/05/26

感想・レビューをもっと見る