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トーマの心臓 Lost heart for Thoma (講談社文庫 も 28-82)

トーマの心臓 Lost heart for Thoma (講談社文庫 も 28-82)

トーマの心臓 Lost heart for Thoma (講談社文庫 も 28-82)

作家
森博嗣
萩尾望都
出版社
講談社
発売日
2022-08-10
ISBN
9784065284490
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トーマの心臓 Lost heart for Thoma (講談社文庫 も 28-82) / 感想・レビュー

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佐島楓

確かノベルス版で読んでいたと思うので、実質的には再読。一番の森作品らしい仕掛けは覚えていた。森さんは萩尾作品に影響を受けているはずなので、最高のマッチング。詩的な世界。

2022/08/20

Shun

原作は未読。漫画家の萩尾望都による同名コミックを、作家の森博嗣が小説化。コミックをあまり知らない私でも萩尾望都という名はSF談義等で知り、日本漫画の黄金期を築いたレジェンドという認識。その漫画の名作を森博嗣というミステリ作家が小説化したらどんな作品になるのか。個人的に森博嗣さんの書くものには理系的な感性と独特な文体をもった小説という印象を持っていて、原作が扱っているであろう少年たちの純粋さや愛と苦悩というテーマを描くのにとても相応しい書き手だったのではないかという感想です。思わず溜息が漏れそうになる作品。

2022/08/17

kieth文

読後すぐに萩尾望都さんの原作漫画を読み直した。ずっと以前に読んで忘れてたし、あの頃はただ少年たちの綺麗なわちゃわちゃを読んでた気がする。 原作の方がより宗教観が強いかもしれない。あとオスカーの印象も違う。 そして森博嗣さんの描き方も少年の純粋で透明な気持ちが綺麗だった。

2022/11/08

いづむ

作品名は知っていたけれど、萩尾望都先生の原作を読まずに本作を読みました。学校の寮を舞台に、誰もが通るであろう人生の繊細な時期を描かれていて、この年齢で読んでいたら自分と周りの世界との関わり方と照らしてどんなにか苦しく夢中になっていただろうと思いました。すべてに傷ついてすべてと戦っていたような気持ちだったあの頃をちょっと思い出し、漫画も読んでみたくなりました。

2022/10/19

わっふる

森博嗣氏にハマったモー様ファンの私が、これをどう読むか! 時代も場所も違うことに違和感を覚えたが、森博嗣作品と捉えて読んだ。 10代の私と60代の私が、たとえ同じ物を読んだとしても、受ける衝撃は大きく異なるはずだ。これを読んだ後に原作を読みたくなった方には、萩尾望都氏の「訪問者」を是非読んでほしい。

2023/08/10

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