おとなになっても(7) (KC Kiss)
おとなになっても(7) (KC Kiss) / 感想・レビュー
ぐうぐう
「自分の幸せは誰かの不幸の上に重なってるなんて お母さんやお姉ちゃんや彼女のダンナさんだった人が みんなが流した涙の上に成り立つ幸せなんじゃないかって」障壁はなくなったが、なくなったからこそ、もどかしさが付き纏う。涙の上の幸せは成立するのか。いや、させてもいいのか。とはいえ、感情には嘘を付けない。恐る恐る、二人は再会し、躊躇いながら再告白をする。そして、デートの約束をするのだ。しかもそのデートは想い出を辿るデートとなる。それもまた、涙の上の幸せゆえなのか。
2022/08/27
真田ピロシキ
ようやく不倫状態に精算をつけ、改めて告白し朱里思い出の地を共に訪ね架空の少女時代を空想したりキュンキュン展開の始まり。という風に全てがスムーズに進めば良いのだけど、こじれるばかりの三角関係小学生が綾乃の生活に本格的に絡む。この子達、未だに顔と名前を判別できてなくてずっと混乱している。「下世話な話を子供にペラペラしてんじゃねー」他人のプライベートを詮索して恥じない世間の暴力。今後同性愛ということまで知れ渡るのかな。本当に世間様という奴は。
2022/11/28
コリエル
この巻のテーマは離婚の上に成り立つ幸せその陰で泣く者もいるというのをイッカちゃんの不登校に仮託して描いてるのかなあ。元ダンナは人気無さそうだからしょっちゅう出て来られても困るんでって事で。もう開き直るしかないのだけれどそこまであけすけになれずという悶々とした日々。
2022/11/25
るぅ
そうだよねー、相手が離婚したからって自分たちだけ幸せになることに躊躇もするし後ろめたさもあるよねー。それが正しい感情。実際不倫してる人や、相手の家庭を壊してハピエンにこぎ着ける人達ってどんな感情なんだろ。
2022/10/31
な。
誰かの不幸…遡れば、恋人同士でも別れがあるわけで、その相手を振って結婚した場合も誰かの不幸の上に成り立つ幸せになってしまうのでは…?そうなるとキリが無いというか。誰一人不幸にさせない関係なんてあるのかな?おとなになってもわからんね。
2022/09/04
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