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首切り島の一夜

首切り島の一夜

首切り島の一夜

作家
歌野晶午
出版社
講談社
発売日
2022-09-29
ISBN
9784065285961
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首切り島の一夜 / 感想・レビュー

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starbro

久々の歌野 晶午です。タイトルとプロローグから想定していた内容とは全く異なり、不思議な味わいのミステリでした。 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000367778

2022/10/29

yukaring

久しぶりの歌野さんの長編。そしてこのタイトルと期待度大で読み始めたのだが・・😅高校の同期達が40年ぶりに集まり修学旅行再現ツアーを開催するが、参加者の一人が死体で見つかる。外は荒天で宿にいるのは彼らと宿の主人一家だけ。死んだ人間が高校時代に自分達をモデルにミステリを書いてたり、島に曰くがありそうだったりと舞台装置はバッチリ。回想シーンでの個人の秘密や島に来た理由もわかり「さあこれから!」という所での真相に「え❔」と少し拍子抜け。伏線の回収も中途半端でなんだか不完全燃気味。

2022/10/26

あっちゃん

同級会で訪れた島で1人が殺された!というミステリーそのもののスタート、の割には登場人物の個人的事情を各章ごとに人を変え描いていく!読ませるけど全然ミステリーではない(笑)事件はそっちのけで、このまま終わるのか?と心配し出した最後、ようやく真相はわかるけど、それも地味( ̄▽ ̄)

2023/03/15

えみ

殺人事件は最終的にはおまけだった、の捉え方で間違っていない気がする。どう受け止めたらいいか分からない。突然の同窓会旅行参加者の死から殺人事件を疑い、犯人捜し。あるあるのお決まりパターン!ではなく、優先された自分の人生振り返り。今までにないかなり変わっているミステリ…なのか?確実なのは個々の人生に殺人事件より印象に残る人生があるということ。殺人事件より記憶に残った出来事があったということ。短編であり長編であり、様々な形でこの一冊と向き合うことができる。解釈もたくさんありそう。他の人の感想に耳を傾けたくなる。

2022/10/12

itica

タイトルと序盤のおどろおどろしい雰囲気を引きずると混乱してしまうかも。高校の修学旅行を再現するために40年ぶりに島へと向かう同窓会の一行。宿では嵐に閉じ込められ、事件が起き…とクローズドパターンに突入。でもメインはそこではない。「同窓会マジック」その言葉こそがキーワードと見た。かつての生徒たち、先生はどんなことを思っていたのか、そしてどんな人生を送って来たのか。人の記憶ほど曖昧なものはない。

2022/11/14

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