目に見えない戦争 デジタル化に脅かされる世界の安全と安定 (講談社選書メチエ)
目に見えない戦争 デジタル化に脅かされる世界の安全と安定 (講談社選書メチエ) / 感想・レビュー
Yuki2018
サイバー攻撃等による非通常戦について勉強しようと手に取った。著者はドイツ人。欧州の読者に向けて、デジタル化に伴うリスクを注意喚起するのが目的の一冊と言えるだろうか。内容は平凡で期待外れ。それ以前に「情報」と「筆者の意見」がごちゃ混ぜになっていて大変読みにくかった。文章もこなれていない。最後は斜め読み。
2022/10/15
Stevie G
デジタル戦争において、欧州を引っ張るドイツの対応について叱咤激励する著書でした。日本はほとんど登場しません。注が多く、文献からの引用が多い文章なので、ちょっと読みにくいですが、よく集めました。タリバン化:主張を聞いてもらいたければ、誰もが挑発という道具を使わなければならない。味気ない事実は、興奮や感動を覚えさせない:解雇→ダウンサイジング、問題→手ごたえのある課題、景気後退→マイナス成長、嘘→もうひとつの事実。過度に芝居じみて攻撃的な言葉:メディア→人民の敵、選挙→操作、政治→泥沼、法制度→戯れ言
2022/11/20
Nat Hat
戦争が水面下の情報戦になって、SNSを通じた世論誘導になって兵器が自律制御ドローンになるっていう話。ウクライナ戦争でまさに実感してる。
2023/01/25
Masayuki Shimura
【私たちはグレーゾーンにいるのだ】(文中より引用)・・・・・デジタル領域が次第に地政学的影響を受けているという現状を検討した一冊。安全保障面から見たデジタル分野の法的な議論や欧州における事態の進展を踏まえつつ、求められる対策について詳述されています。著者は、ビッグデータの専門家でもあるイヴォンヌ・ホフステッター。訳者は、ドイツにおいての勤務経験もある渡辺玲。
2022/12/01
yukitora
世界一の軍事力を携え世界の覇権を握っていた米国。サイバー攻撃は、これまでの軍事に対し圧倒的な低コストで、戦争に至らない範囲内で他国を攻撃できる選択で、裕福でない国も選択可能。中国が徹底して戦略的に覇権を奪おうと活動していたことを、欧州も気づき始めている。
2022/11/09
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