凜として弓を引く 青雲篇 (講談社文庫)
凜として弓を引く 青雲篇 (講談社文庫) / 感想・レビュー
寂しがり屋の狼さん
弓道をはじめて1年。初段を取り、高校二年生になった楓は、ひとつ年下で弓道会では先輩にあたる賢人が同じ高校に入学したのを期に学校の弓道部を復活させることに…かつては強豪と言われた武蔵野西高の弓道部、新たな仲間も加わり部の再開に向けて奔走するなか十年前に休部になった悲しい事件の真相を知ることに…(◕ᴗ◕✿)弓道女子の奮闘を描く青春小説第二弾
2023/01/31
おしゃべりメガネ
一巻目を読了した勢いを失わず、二作目に。弓道を始めて1年が経ち、高校2年になった「楓」は後輩「賢人」らに持ち上げられ、弓道部ならぬ弓道同好会をたちあげることに。メンバーの召集、顧問の選定、練習方法や方針など悩みは尽きず、日々悪戦苦闘します。そんな中でも弓道への思いはあせるコトなく、新たなメンバーへもしっかりと思いを伝えていきます。本作はとにかく高校での部活発足がテーマなので、登場人物が限られてますが、それが逆に読みやすかったかもしれません。青春ドラマであり、ちょっとしたミステリー要素もあり、良かったです。
2023/01/14
芳樹
弓道の初段を取得した楓が高校二年生に進学することから始まる第2巻。物語の舞台をを武蔵野西高校に移し、同校に進学した賢人や同期の善美らとともに廃部になった弓道部を復活させるという流れですが、部の発足に必要な人数を集めたり、部室や練習場を確保したりと「青春部活もの」らしくなってきた今回です。先輩がいないから全てが手探りで、経験や認識の差異によってすれ違う。でも打算ではなく互いに歩み寄って協調していくことができるのは、やはりこの年頃の少年少女が備える”柔らかさ”によるものでしょうね。実に青春。続きが楽しみです。
2024/04/07
fuku3
2022.11.6読了。シリーズ第2弾。高校2年の矢口楓は後輩の賢人から武蔵野西高校で弓道部を作ろうと誘われ過去に廃部となった部の復活を仲間達と奔走し弓道の奥深さを探る青春物語!前作は神社の弓道場で幅広い世代との交流を描いた弓道の入門編が面白かったので部活動はどうかと心配したが杞憂に終わった!数年前の廃部の原因が少しミステリアスに描かれていて楓がせっかく復活した同好会がダメになって楓達が傷つき落ち込んでしまうのかと心配したがこれも杞憂に終わって一安心!廃部の原因は中々に重たい当事者としては辛い思い出だ!
2022/11/06
kotetsupatapata
星★★★☆☆ シリーズ2作目は、楓たちが通う武蔵野西高校(通称ムサニ)で休部中だった弓道部を再開させる話し。 部員集めから顧問の選定、薄井改めミッチーや賢人の、10代特有の青さや危なっかしい正義感も含めて学園モノ王道の展開でした。 ようやく指導者が決まったものの、まだまだ紆余曲折ありそうな展開。 今後試合が行われると、経験者に対する初心者ミッチーの僻みや鬱屈した感情が露わになってくるのでしょうね。頑張れ楓部長🫡
2024/09/02
感想・レビューをもっと見る