講談えほん 大名花屋 (講談社の創作絵本)
講談えほん 大名花屋 (講談社の創作絵本) / 感想・レビュー
ヒラP@ehon.gohon
こんな人情噺が絵本で読めるなんてたまりません。 素性を隠した飯炊きの源助に助けられた花屋の家族と、ダメ男の見本のような近江屋次男坊の秀之助。 一人娘のお花を中心に進むお話ですが、ほろりとするような大団円で、勧善懲悪のような気持ちのいい展開です。
2022/12/25
Cinejazz
〝江戸・本郷二丁目の豪商<花屋喜兵衛>のひとり娘<お花>は、たいへん器量よしで、縁談の話しがひっきりなしにありました。お花は、店の下働き<飯炊きの源助>に惚れていたので、すべての縁談を断っていました。けれども、父親から頭を下げられ、商いの親同士で決めた縁談に渋々同意せざる得ませんでした・・・〟これが悲劇の始まり、いや、「人間万事塞翁が馬」〝いいことがあれば、悪いことがある、悪いことがあれば、いいことがある” の諺を絵に描いたような、町人と武家社会が交差する、義理、人情、泣かせ涙の講談からの一席です。
2024/03/05
遠い日
「講談えほん」シリーズ。これはなんとも粋な話。お武家らしい凛とした精神がすてきな源助(源之丞)。惚れたお花のためならどこまでも。一途とはこういうことを言うのでしょう。吉田尚令さんの絵が上品で、美しい。
2022/11/26
茶太郎
講談絵本。江戸っ子の粋な心意気にスッキリする展開でした。
2024/03/24
anco
秀之助は人間のくずでごぜえます。
2023/03/29
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