プライド 警官の宿命 (講談社文庫)
プライド 警官の宿命 (講談社文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
濱さんの新シリーズが開始されたようです。まるっきりエンターテイメントとして考えた方がいいと思います。3人の警察官の物語で、父親がみな同じ駐在所勤務で子供のころから同じ学年で剣道をやっていたという前提があります。その後一人は高校を出て警視庁へ、もう一人は私立大を出て警視庁へ、三人目は東大を出て警察庁へということでその後の出世街道などをきちんと詳しく説明してくれています。その三人が再び出会い、ということで物語は進みます。このような警察官ばかりでいたら世の中平和ですね。
2022/09/22
kei302
高杉隆一、本城清四郎、大石和彦。三人の共通点は、田園調布管内の駐在所の息子であること。 幼なじみの3人の警官人生のスタートから始まり、その後の約20年間が当時の社会情勢とともに描かれる。警察の仕事で上を目指す三人の三者三様ぶり、こういう作品を好む人もいるのでしょうねえ。
2022/09/21
ノンケ女医長
起伏は、やや控えめ。各警察官が、学校時代から経験を重ね、どういう警察人生を辿っていくのかを、まるでちょっとした解説書のように淡々と描いているような印象。警察組織にありがちな、職場や他所属との衝突は少ないし、緊迫感に包まれた事件事故が主というわけではない。組織を仔細に描いている点は強みで、安心して警察組織を小説で経験したいという読者を対象にしているのかも。ドロドロした感じが好みなので、私には合わなかった。
2024/06/02
おいしゃん
幼馴染3人の、生い立ちから警視庁内での出世が描かれるので、いつもの濱作品以上に読み切るのにエネルギーが必要。3人とも順調に出世したが、彼らにとってはこれからがスタートなのだろう。シリーズになっていくだろうから追っていきたい。
2022/09/30
たーさん
濱さんの小説久しぶりに読みました。駐在所に勤める警察官を父に持つ三人の幼馴染。やがて二人はノンキャリアの警察官、一人はキャリア警察官になり互いに協力しながら事件を解決する…。主人公の一人、高杉隆一は高卒で警察官になった叩き上げなんだけどスーパー警察官。昇任試験は全て一発で合格して20代で警部補になるし手柄は立ててエリートコースを歩いていくのが鼻につく(笑)捜査とか警察組織の描写なんかさすがは元警視だけあって緻密でリアルなんだけどなんかの(笑)まあ続きがありそうなので読みたいと思います。
2022/11/09
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