楽屋のトナくん(1) (ワイドKC)
楽屋のトナくん(1) (ワイドKC) / 感想・レビュー
ぐうぐう
『大家さんと僕』も『ぼくのお父さん』も、矢部太郎の日常で起こった出来事を描くエッセイ漫画だったのに対し、最新作の『楽屋のトナくん』は、動物園の楽屋を舞台にした動物達の物語である。一見、エッセイからフィクションの世界へ踏み出したかのように思えるが、楽屋という空間は芸人・矢部太郎のそれこそテリトリーではないか。だからこそのリアリティが本作の肝であり、と同時に帯の推薦文でビートたけしが指摘しているように人間ではなく動物に置き換えた効果が本作のもうひとつの肝になっている。(つづく)
2022/12/03
鷺@みんさー
大家さんでもなく、お父さんでもない、完全にオリジナルの漫画。とはいえモデルはあちこちに居そう。生きた化石コンビのジュラシックギャグがじわじわくる。相変わらず、卑屈だったり、同族嫌悪だったり、しょーもなかったり、なんとなくイジワルだったり、そんなチクリとした痛みを交えつつ、だんだんしんみりと哲学風味になっていく。1巻ということは今後も続くのか。ウサギトリオのピヨちゃん気になる。ところでアーコちゃんが何の動物なのか明記されてなくない?尻尾と鼻の形見ると、多分おサルさんだと思うんだけど。
2024/09/22
まり
図書館本。楽しい話だけど結構、切なくもあった。特に最後のらこ助くんの話。動物になってるけど、これって芸人さんの話だと思うし…本当にこんなことあると思う。トナくんの正体にはビックリした。なのでピヨピヨちゃんのことも察したよ。
2022/12/10
ごま麦茶
動物園の動物たちの楽屋でのお話。芸人さんの楽屋ってこんなかんじなのかしら??矢部太郎さんの可愛くて癒しなイラストにほっこり。らこ助くんの葛藤に苦しくなりました。それでも日々続いていく。トナくん、応援します!
2022/10/23
mikarin811
ほっこり…。人生にはいろんな人がいて、努力してもどうにもならない事がある事、それでも生きていかなくてはならない事など生きる事の大変さ、そして人生は捨てたもんじゃなくて生きていく事の素晴らしさをも伝えてくれる感じがした。いろんな人がいてもええ。そういう事なんだと思った。
2022/11/06
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