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地検のS Sが泣いた日 (講談社文庫 い 146-4)

地検のS Sが泣いた日 (講談社文庫 い 146-4)

地検のS Sが泣いた日 (講談社文庫 い 146-4)

作家
伊兼源太郎
出版社
講談社
発売日
2022-11-15
ISBN
9784065296288
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地検のS Sが泣いた日 (講談社文庫 い 146-4) / 感想・レビュー

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シキモリ

<地検のS>シリーズ第二作目。今作は前作のラストで明らかとなった湊川地検と大物政治家の対決の火蓋がついに切って落とされる。一話完結型の前作と異なり、一冊を通して重要参考人であるホステスの行方を追う連作形式となっているが、前作と同じシリーズとは思えないほど血生臭い展開が続く。その分、物語のスケール感もアップしているが、この方向性には些か興覚めする。陽動作戦の為にこれだけ犠牲者を出すのを厭わぬ手口は流石にリアリティを欠くのでは。今作はよりエンタメ志向に舵を切った印象だが、前作の地味な作風のままで良かったのに。

2022/11/19

Katsuto Yoshinaga

「血を流しても、泥にまみれても、這いつくばっても、心が張り裂けそうになっても、信念を支えに屹然と前進しようとしている」Sこと“シロヌシ”伊勢雅行に、またも痺れさせられる。今作も短編連作の形式で、出世コースから外れてしまった感のある新聞社地方局の遊軍記者の野鳥絡みの、ちょっとイイ話から始まったかと思いきや、一気に剣呑な話に突入していく。Sが仇を追いつめつつも、Sとその仲間も、ちらつくアジアのアンダーグラウンドの影に追いつめられる。闇献金の裏にある企業との癒着構造の提起も興味深く、今作も一気読み。

2022/12/24

ドットジェピー

面白かったです

2024/06/11

fukufuku

シリーズ2作目。前作の最終章でSの思惑がわかったところで、その前作と時間軸を被らせながら物語が進展していく。Sの背景と目的が分かった途端に急に読みやすくなった。そして、熱い物語になった。ちょっと策略で人が死にすぎな感じはする。次作で決着がつくのか。

2024/06/17

こけこ

誰が味方で誰が敵なのか?相関図を見ながら読んだにも関わらず、よくわからず翻弄されてしまった。時間が楽しみ。

2023/05/16

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